東芝、血液1滴から13種類のがんを発見できる検査キットを開発

東芝、血液1滴から13種類のがんを発見できる検査キットを開発

尿1滴でがん検査が約85%の精度で可能な「N-NOSE」2020年1月に実用化へという記事を2019年10月に書きましたが、今度は東芝が、血液1滴から13種類のがんを発見できる検査キットを開発し、2021年の実用化を目指しているそうです。

血液1滴でがん検査 東芝、21年にもキット実用化という記事になっていました。

過去に採取されたがん患者の血液で精度を検証した。大腸がんや肺がん、膵臓(すいぞう)がんなど13種類のがんについて、何らかのがんにかかっているかどうかを99%の精度で判定できたという。

仕組みとしては、東芝が感染症検査用などで販売している遺伝子検査チップを利用し、がんができると血液中に増える「マイクロRNA」という物質を検出するのだそうです。

99%という高い精度も凄いですし、採血から2時間以内で結果が分かるというのもさらに凄いです。

「大きさが1センチメートルに満たない早期のがんも発見できた」ということなので、この検査キットが実用化されれば、早期がんが次々に発見されるようになるのかもしれません。

費用は2万円以下を目指し、将来的には公的保険が適用されることを目指すとしています。

「N-NOSE」は85%との精度で、ステージ0やステージ1で15種類のがんを早期発見できるというものでした。検査費用が1万円弱と安価なのもメリットです。

こうした選択肢が増えていくのは良いことですね。