果たして「骨隆起(こつりゅうき)」を病気と言って良いのか分かりませんが、先日、歯医者で「骨隆起がある」と診断され、これ以上、ひどくならないようにマウスピース(ナイトガード)を作りました。現在は保険が適用されているということで、6,000円くらいでした。
歯医者で「骨隆起」と診断されるまで、自分では全く気づいていなかったのですが、寝ている時に歯ぎしりをするクセがある人や、歯を噛みしめる癖のある人は注意した方が良いかもしれません。「骨隆起」があるということは、歯を強く噛みしめることがある人で、結果的に歯が摩耗してしまうのです。ぼくも犬歯が丸まっていると言われました。
「骨隆起」とは?
そもそも「骨隆起(こつりゅうき)」とはどんなものなのでしょうか?
写真で見てもらうのが分かりやすいと思うので、いきなり「骨隆起」の写真を載せます。人によってはグロく感じる場合もあるかもしれないので、苦手な人はウェブブラウザを閉じるか飛ばしてください。
ちなみに、ぼくの口の中です。自撮りしたらいい感じにピンぼけしたので、そこまで明瞭な写真ではありません。ではいきます。
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歯の内側に、ボコボコした肉塊があるのが分かると思います。これが「骨隆起」です。
歯医者の先生の説明によると、寝ている時に歯ぎしりを激しくしているとか、歯を噛みしめるようなクセがあると、歯ぐきの中の骨が発達し、このような形状になるとのことでした。
下顎隆起、口蓋隆起、歯槽隆起と、できる場所によって呼び方も変わります。
これ自体が何かあるわけではなく、そういう意味では病気ではないのかもしれませんが、この「骨隆起」ができているということは、激しく歯に力がかかっているということの証明でもあります。
ぼく自身がそうだったのですが、歯が摩耗してしまうのです。
※喋りづらくなったり、硬い食べ物が当たって痛みがあれば、手術で「骨隆起」を取ることもあるそうです。
「骨隆起」のためにマウスピースを作る
そこで「骨隆起」のためというよりは、これ以上、歯ぎしりで歯を摩耗させないために、マウスピース(ナイトガード)を作りました。
歯型を取り、1週間とかからずに自分専用のマウスピースが完成しました。今後は、夜に寝る時はマウスピースをして寝ます。
初めてのことなので最初は違和感がありましたが、すぐに慣れてしまいました。自分の歯型がもとになっているので、妙なフィット感が不思議な感じです。ただ、口を閉じることができないのか、初日の朝は口の中が乾燥して目が覚めました。
お手入れの方法は、基本は水洗いですが、3日に1回程度は洗剤と歯ブラシを使ってクリーニングすることを推奨されました。よく見ると、洗剤は入れ歯用のものでした(歯医者で1,200円)。
マウスピースは噛みしめるものなので、いずれこれ自体が摩耗します。そのため、1年に1回くらいの作り直しが必要になるだろう、とのお話でした。
「骨隆起」でマウスピースを作った話をFacebookに投稿したところ、何人かが「同じようにマウスピースを使っている!」とコメントをくれました。知らないだけで、同じように睡眠時のマウスピースを使っている人がいて驚きました。
睡眠時の歯ぎしりは自分ではどうにもならないので、気になる人は歯科医に相談に行くと良いかと思います。まずは鏡で「骨隆起」がないかチェックですね。
馴染みの薄い病気だと「蜂窩織炎」にもかかっています。
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マウスピースの洗浄について
最初は口の中にモノが入っている違和感が大きかったのですが、3日ほどするとかなり慣れました。
と同時に、同じようにマウスピースを使っている方から「非常に臭くなる」という話を聞きました。その方は無呼吸症候群のために使っているマウスピースということで「骨隆起」とは少し違うのかもしれませんが、歯科医で「3日に1回程度は洗剤と歯ブラシを使ってクリーニング」することを推奨されたことを思い出しました。
曰く「口の臭いおじいちゃんとキスするような気持ち」というようなことを言っていたので、かなり臭くなるのかな‥‥と想像。3日に1度と言わず、もっと積極的に洗剤でクリーニングするよう心がけています。
このように入れ歯用の洗浄剤をつけ、歯ブラシを専用に購入しておき、それでゴシゴシと磨いています。今のところ、臭いは問題ないようです。
「おじいちゃん、お口くさ〜い」という入れ歯洗浄剤のテレビCMがあったことを思い出しました。入れ歯やマウスピースは、丁寧に洗浄しキレイにしておく必要があるのですね。