血液1滴で10種類のがんを早期診断できる技術が開発中

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何種類ものがん検診を受診するのは、身体にも負担がかかるでしょう。血液1滴でがんの早期診断ができたら‥‥という研究が進んでいるそうです。血液1滴でがん早期診断、「パンドラの箱」が開くという記事になっていました。

NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が国立がん研究センターや東レ、東芝など9機関と共同で実施している「体液中マイクロRNA測定技術基盤開発」プロジェクト

このプロジェクトでは、1滴の血液から10種類のがんの早期診断ができる技術を2018年度末までに開発していることを目指しているそうで、今年から乳がんと大腸がんをの試みを開始するそうです。

「エクソソーム(exosome)」という粒子があり、がん細胞が「エクソソームを自らの分身とし、この粒子を操ることで悪性を発現している」ことから、内包される「マイクロRNA」という物質に着目しているそうです。

「体液中マイクロRNA測定技術基盤開発」が実現すると、この「マイクロRNA」を読み取り、どのようながんがあるか診断できるようになります。

1000例以上を解析済みで、マイクロRNAとの関係が「かなり明確に分かってきた」(同氏)。マイクロRNAを利用して99%以上の感度と特異度で乳がんを診断でき、直径3mmの乳がんも診断できたという。

記事を読むと「エクソソーム(exosome)」が、がんの転移に関係してしたり、再発にも関与していることが分かります。がん治療においては、非常に重要な意味を持つようです。興味のある方は、ぜひ元記事をご覧ください。

まずは診断ということですが「エクソソームの分泌を止めることでがんの転移を抑えられる可能性がある」ということで、診断、治療において期待の研究だと思いました。