iPhoneの容量不足が深刻。
iPhoneを使い込むと、ストレージと呼ばれる容量はどんどん減っていきます。ぼくは128GBモデルを使っていますが、残りは10GBを切ってしまいました。騙し騙し使っている状態だったのですが、とりあえず削除できるものは削除してしまおうということで、主にアプリのキャッシュを削除することにしました。
他にも、iPhoneの容量不足解消のために実行したことをご紹介します。
iPhoneのストレージ(容量)の中身を確認する方法
最初に、自分がどのくらいの容量を使用しているのか確認しましょう。設定アプリの一般を開き、中にある「ストレージとiCloudの使用状況」を開きます。「ストレージを管理」の中にあるのが↑で紹介した、どのアプリがどのくらいの容量を使用しているかの一覧です。
「写真とカメラ」つまり写真や動画の量が圧倒的に多いのが一つの原因なのですが、そこは今回は目をつむります(適宜、整理して削除はしています)。
こうしてみると、ストレージを使用している容量が多いアプリというのが分かります。実はアプリ本体のサイズは小さいのに、使用しているうちにキャッシュ(一時的なファイル)が増えて、結果として容量が多くなってしまっている場合があります。
例えばTwitterアプリを見てみましょう。
Appのサイズは70.8MBですが、書類とデータが437MBもあります。これはTwitterアプリで閲覧したデータがキャッシュとして格納されているのです。つまり、アプリを使用する上では必要なものです。
削除してもいずれ増えてしまうものなのですが、アプリの動作が重いときや、複数のアプリのキャッシュを削除すれば、一時的にストレージの空き容量を稼ぐことが可能です。
で、このキャッシュですが、アプリ内から削除できるものもあれば、アプリ本体を削除しないと削除できないものもあります。
Google ChromeとSafariのキャッシュを削除する方法
アプリ内からキャッシュを削除できるのは、ウェブブラウザです。まずGoogle Chromeのキャッシュを削除する方法です。
まず右上のメニューを開き「履歴」を選びます。閲覧した履歴をスクロールすると、一番下に「閲覧履歴データの消去」があります。それを開くと「プライバシー」として「キャッシュを消去」することができます。余談ですが、閲覧した履歴もここから削除が可能です。
ぼくの場合は453MBが197MBになりました。容量が少なめのiPhoneを使っている人には、少なくない数字になりそうです。
続いてSafariのキャッシュを削除する方法です。
設定アプリからSafariを選びます。ここで「履歴とWebサイトデータを消去」を選ぶと、キャッシュを削除することができます。
9.51GBから9.69GBに増えたので、200MB弱のキャッシを削除できたことになります。ちなみに、この時は通知センターを拡張する「Vidgets」というウィジェットアプリを使用しました。
リアルタイムに容量が表示されるので便利です。ネタフルでは「Vidgets」残容量・スピードメーター・コンパス・天気予報が分かるiPhoneウィジェットというレビュー記事を書いていますので参考にして下さい。
アプリを削除してしまう方法
一般的には、アプリ内でキャッシュを削除する機能を持っているものは多くはありません。例えば「Google Play Music」はキャッシュ削除が可能で、その方法は【Google Paly Music】キャッシュを削除する方法(気づいたら2.2GBに)という記事を書いています。ただ、キャッシュ削除できるアプリの方が少ないといっても良いでしょう。
では、そのような場合はどうしたら良いでしょうか? MacやWindowsに接続してiPhoneのキャッシュを削除するソフトがあったのですが、PCがない人もいるでしょうし、今回はその方法は見送ります。ではどうするか?
クラウド(ネット上)でデータを管理・保存しているサービスのような場合は、思い切ってアプリを削除してしまうという方法が取れます(ただしアプリの削除は自己責任でお願いします)。
例えば「Periscope」です。Twitterアカウントで認証し、ライブ動画を配信したり受信するだけですので、とりあえず削除してしまっても問題なかろうと削除を実行してみました。
747MBが24.7MBに減りました。App Storeから再ダウンロードしたら、フォロー/フォロワーなどの環境も元通りになりました。
同じようにFacebookも削除しました。715MBが149MBになりました。大幅なダイエットです。こちらもApp Storeから再ダウンロードし、メールアドレスとパスワードでログインすれば環境は再現されます。
全ての環境で使える方法ではありませんが、どうしてもキャッシュを削除したいアプリがある場合は、アプリごと削除してしまうしか今のところ方法はありません。今後、様々なアプリにキャッシュ削除機能が搭載されていくと良いのですが‥‥。
ミュージックから音楽を削除する
「iTunes Match」を利用していて、
・音楽はネットから都度ダウンロードして聴けば良い
という人や、
・ほぼWiFi環境にいるのでiPhone内に音楽は必要ない
という人は「ミュージック」アプリの曲は削除してしまうことができます。
「iTunes Match」は、iTunesの曲を全てクラウドに置くことができる年額3,980円のサービスです。Apple「iTunes Match」日本でも開始 → 年間3,980円で全ての音楽ライブラリをクラウドにという記事を書いていますので参考にして下さい。
ぼくも「iTunes Match」を利用しつつ、WiFi環境にいることが多いので、iPhone内には基本的には音楽は必要ありません。
しかし、設定からストレージの「ミュージック」を確認したところ、何かの拍子に入ってしまった曲がいくつかありました。そこで不要なものは削除しました。これだけでも数百MBの空き容量が確保できました。
容量不足には使わないアプリは削除する
キャッシュのこともありますし、基本的には使わないアプリは削除してしまうのが良いと思います。
ついでに「Kindle」アプリの読まなくなった本も見直して、とにかく不要なものは削除すると良いでしょう。
「LINE」はどうする?
実はiPhoneアプリの中で最も容量を食っているのが「LINE」です。日々、写真のやり取りがあったり、スタンプの送受信が行われるので、積極的に利用している人はその積み重ねがバカになりません。基本的にはトークやグループを削除するのが、その対応策になるかと思います。
詳細な方法に関してはiPhoneの容量が足りなくなった!LINEのトーク・グループを見直し(削除)してみたという記事も書いていますので、そちらでご確認ください。
追記:【iPhone版】LINEの容量を減らす方法2017を書きました。
当時は「平気で1GBを消費したりしているような時代がやってくるかもしれません」と書いたのですが、余裕で2GBになってしまいました。今後は「LINE」アプリ内でトークやグループの容量を確認するとか、データ整理のための機能が必要になつてくるような気もします。
以上、参考になれば幸いです!