「VAIO Phone」発表(中身は台湾クアンタ製?VAIOはロゴだけ?)

2015 03 12 1727

けっこう心待ちにしていた「VAIO Phone」が正式に発表されました。VAIOブランドのスマートフォンて、どんなことになるんだろう? そうワクワクしながら待っていた人たちも少なくないと思うのですが、どんなスペックでしょうか? VAIO Phoneは「ストライクゾーンど真ん中」 端末代込み・LTE使い放題で月3980円という記事になっていました。

VAIO Phoneは、VAIOがデザインを中心に監修し、日本通信が販売するSIMフリースマホ。法人需要も意識したブラックボディで、表面・側面はガラス仕上げで高級感を演出し、側面はソフトタッチ塗装のマット仕上げで持ちやすく仕上げた。

搭載するOSはAndroid 5.0(Lollipop)で、液晶サイズは5インチ、CPUはクアッドコア1.2GHz、内蔵ストレージは16Gバイト(RAM 2Gバイト)などとなっています。

日本通信での販売のみで、端末価格は51,000円です。24回払いで1GBの高速通信がついたプランは2,980円、通信量の制限がないプランは3,980円で、いずれも端末付きです。

SIMフリーではありますが、正直なところ「高いな」という印象です。

また、VAIOブランドのスマートフォンを期待していた人たちをガッカリさせているのはこんなところにもありそうです。

日本通信からVAIOに声をかけて実現した。VAIOは「リソースや通信技術も限定的」(関取高行社長)なため、ベースとなる海外メーカー製端末に、デザインと一部のエンジニアリングを提供している。

バイオフォン発表 – すまほん!!によると、どうやらベースとなっているのは「筐体・スペックは価格254ドルのELUGA U2と同じ」ということで、VAIOらしさという点では、ちょっと物足りなさを感じてしまうのですね。やけに発表から短期間で端末が登場すると思ったのですが、こういう仕掛けだったのですね。

PanasonicのELUGA U2は254ドルですが、VAIOブランドになると51,000円。

これから格安SIM、MVNOに乗り換えたいと考えている人にはVAIOブランドはアピールするのでしょうが、なんとなくマーケティングのためにVAIOらしさの感じられない「VAIO Phone」が出たのかな、と思うと、昔からVAIOを知る者として少々、残念な気持ちに。

ネタフルでは次のような記事を書いていました。

「VAIO」スマートフォンを発売へ

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