カナダ・アルバータ州・バンフ、最後のアクティビティは「ジョンストン渓谷(Johnston Canyon)」のアイスウォーキングです。靴に簡易的なアイゼンを取り付け、雪山をぐんぐんと登ります。片道2.7kmの雪山ウォーキングです!
ここが「ジョンストン渓谷(Johnston Canyon)」への出発地点です。トイレが二つありますが、この日は簡易トイレのみのオープンでした。
靴に取り付ける簡易アイゼンは、こんな感じで靴底に履くタイプです。自分の靴の底にマジックテープでとめるスタイルです。
裏側から見ると、こんな具合になっています。取り付けも簡単なので、これは日本でも雪の日に使うと大変便利なのではないかと思いました。余程のツルツルでなければ滑りません。
ちなみに靴はモンベルのこんな感じのスノーブーツを購入していったのですが、これが思いの外、履きやすくて、ブーツタイプの靴は苦手だったのですが、これなら良いなぁ、と思いました。
[モンベル] mont-bell GORE-TEX Tioga Boots Men’s 1129249 TN (タン/28.5) | ||||
|
全く同じではありませんが、こんな感じのアイゼン(?)です。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 滑らんぞーハードM M-6152 | ||||
|
さてさて、雪道向けの装備をして、ガイドを先頭に、一行は山道へと入っていきます。最初は平坦な道でしたが、すぐに坂が待っていました。
普段の元気な時だったら問題ないのでしょうが、雪道である上に、午前中に3時間ほどスキーをした後だったので、やや体力的に難ありの状態でした。若者たちがグイグイ歩いていくのを見るにつけ、自分がオーバー40であることを嫌でも思い知らされますね。
ぐんぐん、ぐんぐん♪
滝は二つあります。中間地点と折り返し地点といった感じです。まずは、1kmほど先にある中間地点の滝を目指します。
いきなり、なかなかの景色が顔を見せます。これは滝ではなく、地面から染み出している水が凍ったもののようですが、アップにしてみると‥‥
ブルーなんです!
この色は氷河と同じなのですが、実物よりも写真の方が、より青く美しく見えていますね。なぜ青く見えるのか? それはこんな理由があるそうです。
氷河がとけた水が染み出しているので青く凍る。光の屈折で青く見えるそうです。空が青いのと同じ。
#冬のカナディアンロッキー http://t.co/HfKuV9j8JM
— コグレマサト (@kogure) 2014, 2月 10
氷河が移動する時に岩を削り、岩の粉、ロックフラワーができるので、それで屈折して川や湖が青く見える要因に。
#冬のカナディアンロッキー
— コグレマサト (@kogure) 2014, 2月 10
さらに進みます。
今度は、木についた藻のようなものが現れました。これは空気がキレイなところにのみ生息しているそうです。
緑の藻みたいなものが木の枝についてる。空気がキレイじゃないと育たない。空気中の水分で生きてる。日本だと富士の樹海で。
#冬のカナディアンロッキー http://t.co/NIn6cbUmft
— コグレマサト (@kogure) 2014, 2月 10
「ジョンストン渓谷(Johnston Canyon)」を、どんどん分け入って進んでいきます。途中、犬を連れた人とすれ違ったりします。
中にはスニーカーの人もいましたが、雪が積もっているし、堅くなっている場所もあったので、それはなかなかハードだったのではないでしょうか。
凍らずに水面が見えている部分がありました。美しいブルー、どちらかというとエメラルドグリーンでしょうか、この色は例のロックフラワーによりこのような色になっているそうです。手ですくうと透明だそうです。
最初の滝壷に到着しました! 道を折れて、滝壷に近づくことができます。
この滝壷は8,000年という長い時間をかけて、現在のような姿になったのだそうです。
このトンネルをくぐると、さらに滝壷に近づくことができます。
トンネルを抜けるとそこは‥‥
滝壷だった!
深いブルーの滝壷に、吸い込まれてしまいそうです。怖い。
滝は完全に凍っているのではなく、裏側は水が流れているのですね。ちょっと分かりにくいかもしれませんが、動画でも氷の裏を流れる水を確認して頂けると思います。
ここまでで所要時間は30分くらいでしょうか。
第2の滝壷を目指してさらに進みます!
ここから、さらに40分ほどかけて、第2の滝壷に到着です!
滝壷だけでなく、滝壷の周囲が一斉に凍っている感じで、氷壁に囲まれた景色は圧巻でした。
しかも、ブルーになっているところもあって、それは美しいのです。
アイスクライミングしている人がいたのにも驚きました。
普通に登っても良いのですね。
こちらの滝は更に上に物見台がありまして、そちらにも行ってみました。足元が網になっていたので高所恐怖症には向かないコンディションだったのですが、幸いなことに雪が積もって下が見えなくてラッキーでした。
またもや吸い込まれそうな滝壷を見下ろすと、そこには濃いブルーの滝壷がありました。
ここからでも見事なブルーの氷壁を眺めることができます!
1時間以上歩いたので、ご褒美のホットチョコレートが涙ちょちょ切れるくらいに美味しかったです!!!
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ 美味しいお!
| |r┬-| |
\ `ー’´ /
今回のカナダ・アルバータ州のブログ取材について
アルバータ州観光公社から取材の依頼を頂き、カナダ・アルバータ州・バンフでブログ取材しています。前回、2011年夏に続く2度目のカナダ取材です。今回の旅のブログ記事の一覧は「カナダ旅行」からご覧ください。「カナディアン・ロッキーいいね!」でも旅の様子がまとめられています。