レーシック手術で67人感染症、19歳女性失明の恐れ

レーシック手術で感染症、1人失明の恐れという記事より。

東京都中央区の銀座眼科(溝口朝雄院長)でレーザー光線を使い近視を矯正するレーシック手術を受けた患者67人が角膜炎などの感染症を発症した問題で、区保健所は25日、2人が入院し、19歳の女性は失明の恐れがある重症に陥っていることを明らかにした。

レーシックというのは、角膜にレーザーを照射して視力矯正をする手術のことです。レーシック – Wikipediaでは次のように説明されています。

レーシック (LASIK: Laser in Situ Keratomileusis ) とは角膜屈折矯正手術の一種で、目の表面の角膜にエキシマレーザーを照射し、角膜の曲率を変えることにより視力を矯正する手術である。

角膜を手術するというので、とっても怖くてぼくにはとてもできないと思っているのですが‥‥。

このレーシック手術を格安で行っていた銀座眼科で、67人が角膜炎などの感染症を発症していたことが明らかになったそうです。うち19歳の女性が失明の恐れもある重症に陥っているとのこと。

日本眼科学会のガイドラインでは、レーシックを行うには眼科専門医に認定される必要があるが、溝口院長は専門医ではなく、今年1月に医療器具の滅菌装置を交換するまで、一度も点検していなかったことを明らかにした。

通常、レーシックの感染症は患者5,000人に1人ということで、いかにひどかったかが分かります。

なお、どのくらい安かったかというと「相場15~30万円の手術費用を9万5000円」ということで、確かに格安という印象です。

場所が目だけに、レーシック手術を受けようと思っていた人もいるでしょうから、ちょっと心配なニュースですね。

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保健所は、眼球などを固定する器具の滅菌が不十分で、手術室に手洗い場がなかったことなどから、感染症が集団発生した可能性が高いとした。

レーシックで67人感染症 19歳女性失明の恐れも

保健所は医療器具の滅菌不足が原因と発表、23日から施設全体の使用を制限し、再発防止を指導した。

レーシック手術で感染症、1人失明の恐れ

保健所によると、銀座眼科は2006年8月に開設。昨年9月下旬から今年1月中旬まで、639人の患者がレーシックを受けたが、2月23日までに67人が感染性の角膜炎や結膜炎を発症していた。

レーシック手術で保健所に電話相次ぐ

保健所によると、午前11時までに20件の電話があった。「症状は出ていないが、不安でいっぱい」や「銀座眼科に電話したが『保健所に連絡してくれ』と言われ、対応してくれない」などの相談が多かったという。