ひらすま書房で「ZINE(ジン)」作成体験

富山県射水市にある「Letter」という建物。こちらは大正13年に建てられ、1階が郵便局、2階が電話交換手の作業場として使われていました。使われなくなっていたものを現大家さんが相談を受け「Letter」として蘇らせたのだそうです。

現在は「Letter」として、1階は古本屋さんの「ひらすま書房」として、そして2階はアトリエスペースとして美術教室などが開催されているそうです。

今回は「大人の遊び、33の富山旅。」のプログラムとして「ひらすま書房」で「ZINE(ジン)」作成体験をしてきました! 「ZINE」は個人的に伝えたいことを記すいわば同人誌。古本をコラージュして作成するのが古本屋さんならではです。さてさて、どんな「ZINE(ジン)」ができるかな!?

「Letter」とは?

大正時代に建てられた郵便局が、現代では「Letter」となっています。郵便局は使われないままでそのままになっており、これを手放したいと相談があったのだそう。

「何かやってみないか?」ということで、大家さんが何かをやってみることになったのだとか。スタートしたのは2016年7月です。

その時に思ったのが1階は古本屋が良いということ。そこで「ひらすま書房」が旅をする本屋をやっていたのを知っていたことから、声をかけてみたのだそうです。

「ひらすま書房」も実店舗を持ちたいと思っていたところで、両者の思惑が合致し「Letter」の1階に古本屋さんが誕生しました。

今では県外から訪れる人もいるそうです。

2階はアトリエスペースとして活用されています。美術教室、映画の上映会や子供のワークショップ、さらにはライブイベントなども開催されているのだそう。そんな射水市の文化発信基地のようになっているのが「Letter」です。

「ZINE(ジン)」の作成体験

「ふるすま書房」は旅する本屋として、もともとはイベントに出店したり移動販売を中心でやっていたそうです。自分も本を通じて人生が変わった経験から、新しいものを見つけてもらえたら本屋冥利に尽きるな、と、本好きの人より、本を読まない人にもっと読んでもらいたいと思って活動されているのだとか。

富山県にはほぼない、小さな出版社から出ているリトルプレスというものを仕入れており、それをやっているうちにリトルプレスよりも手作り感のある「ZINE(ジン)」をやってみよう、ということになったそうです。

なお、今回の「ZINE(ジン)」の作成体験は表紙のみの初歩段階で、伝えたいことを紙に記すのがジンとのことです。ぜひとも表紙を作ったら、中身を書き加えるところまでやってみると良いでしょう!

テーブルに「ZINE(ジン)」を作成するための道具が用意されています。ハサミ、ペン、スタンプ、のり、色鉛筆、マスキングテープなど。これは大人でもワクワクします。

あらかじめ用意された街のガイドを挟み込むこともできます。

こんなものを作りますよ、という「ZINE(ジン)」のサンプルです。

コラージュに使える古本を広げながら「これはかなりセンスが問われる‥‥」と、相談。

ここから30分くらいでしょうか。雑誌を開いては気に入った写真やテキストを切り、それを貼り、また切り、貼り‥‥を繰り返し、完成したのがこちらです。

我ながら、この日の精神状態を思い出すことができないのですが、とにかくお酒に関する何らかの「ZINE(ジン)」を作りたかったということなのです。

ノートにすべく白紙を挟んで。

表紙と共に綴じます。

ホチキスでパチン!

オリジナル「ZINE(ジン)」の完成です!

反対側から見たところも。迷い、悩みながら作ったけれど、意外にこれはいい出来でしょうか? なかなかアナログの手触りも久しぶりのことでした。

参加者一同で作った「ZINE(ジン)」と記念撮影です。それぞれに個性が出ていて、とても良いですね!

なお、今回の「ZINE(ジン)」作成体験は200円です。これが200円で体験できるのはお安い〜! 予約も不要とのこと。富山でぜひぶらりと訪れてみてくださいね。

詳しくは↓からチェックしてください。

>>/大正ロマン溢れる古本屋にて オリジナル小冊子「ZINE」を作る

「大人の遊び、33の富山旅。」富山プレスツアーについて

富山県(公社)ととやま観光推進機構、及び県内13市町が実施する体験型観光プログラム「大人の遊び、33の富山旅。」ハンドブック富山プレスツアーに参加しました。富山旅はコチラから。