MVNOがNTTドコモに支払う接続料が毎年変わっていて、しかも値下げされているとは知りませんでした。NTTドコモの接続料改定にMVNOが顔面蒼白 ━━データ通信料値下げ合戦に終止符が打たれるかという記事がありました。
ここ数年、接続料は毎年、下がってきており、2013年度は2012年度に比べて56.6%減だった。日経BP「テレコムインサイド」によれば、2014年度のレイヤー2接続による低減率は23.5%とされ、IIJの予想を裏切る結果となったようだ。
これを受け、IIJの2014年度の営業利益が14億5,000万円減の50億5,000万円に下方修正されたそうです。2014年度のIIJmioと言えば、価格据え置きでデータ通信量の増量をしていましたので、そのあたりに影響が出てきているのですね。
さらに2015年度は4月からデータ通信量の増量を実施していますが「接続料の値下げを先取りして改定した」ということで、こちらも接続料の低減を含んでのことのようです。2015年度はどうなりますか。
次々にデータ通信量が増量されるのには、こうした背景があったのですね。
しかし、2014年度、さらに2015年度も低減率が低くなるようだと、今回のデータ容量増大は裏目に出る可能性が高い。将来的に接続料の負担を減らすには、限られた帯域にユーザーを詰め込むということもあり得るだろう。
「社内でも反対意見があったが、ファミリー層を獲得するためにも、データ容量増大に踏み切った」とIIJmio関係者のコメントもあるように、今年は格安SIM普及の年でもあると思いますから、MVNO各社はユーザ獲得に躍起になっています。しかし回線品質が落ち、安かろう悪かろうというイメージがついてしまうのが怖いですね。
「IIJmio」関連記事
▼【iPhone 6】SIMフリー端末用にMNP移転先を検討してみた → IIJmioが良さそうに思えてきた!
▼【格安SIM】11月1日にソフトバンクから「IIJmio」ファミリーシェアプランにMNPする予定と準備
▼【格安SIM】SIMフリーiPhoneをソフトバンクから「IIJmio(BIC SIM)」にMNPしたレポート
▼【IIJmio】父の「IIJmio(みおふぉん)」へのMNPを手伝っている雑感
▼【IIJmio】ウェブから申し込み手続きし停波から中1日でSIMカードが届き「みおふぉん」へのMNPが完了!休日でも手続きは迅速だった&「ZenFone 5」設定方法
▼「IIJmioクーポンスイッチ」通信速度の切り替えやバンドルクーポン残量が分かるiPhoneアプリ
▼「IIJmio」ファミリーシェアプランのSIMカードを子供のスマートフォン(Ascend HW-01E)に設定【OCN モバイル ONEから乗換】
▼【IIJmio】数カ所でスピードテストしてみた(クーポンオフ速度200Kbpsで何ができるか?)