普段はほとんど料理らしい料理はしないのですが(簡単に茹でたり炒めたりするくらい)、時短料理のコツを教えて貰ったら、自分でも冷凍の常備菜を作りたくなってしまったイベントに参加してきました。三菱電機が主催した「忙しいママ&パパの新生活を応援!おべんとう 時短を叶えるキッチン家電ワークショップ」です。
三菱電機の冷蔵庫の瞬冷凍と、電子レンジのオーブンからレンジへの自動スイッチと、冷えても美味しい炊飯器の合わせ技でお弁当を作るところが実演されたのですが、家事アドバイザーの矢野先生が教えて下さった「常備菜を冷凍しておいて時短するコツ」が本当に目からウロコだったのでレポートします。
「仕込みはパパ、仕上げはママ」というのもキーワードだったのですが、普段は料理をしないパパも、きっと料理をしたくなる‥‥はず!?
なぜ時短料理をするのか?
講師の矢野きくの先生は家事アドバイザーですが、もともとキャリアコンサルタントをされていたそうです。そこで、女性が多く悩んでいたのは仕事のことではなく、家のことと両立できないことに気づいたのだとか。矢野先生自身も仕事をしながら工夫していたおり、それをウェブで公開したのが17年前、そこから現在の仕事に繋がったそうです。
矢野先生曰く「家事の絶対量は決まっている。工夫をすると時短できる。この量をどうやったら短時間でできるかを考えながら家事をして欲しい」とのことでした。
時短料理のコツ
この日のテーマは「忙しい朝に火を使わない時短料理」です。そのためのコツを教えて頂きましたが、まず最初のポイントが冷蔵庫を活用すること。冷蔵庫というと食材を保管しておく場所というイメージでしか見ていませんでした。
矢野先生:冷蔵庫をどうやって利用してやろう、考えている人は少ない。冷蔵室、冷凍室、チルド、野菜室。大量調理したものを保存して使うのが時短になる。日本の食料廃棄量は家庭が多い。安いものを買っても無駄になる。長く保存して使いきれば結果的に節約になる。
言われてみればそうなのですが、冷蔵庫で料理を大量に保存しておく、という感覚は自分の中に欠落していました。保存しておくにしても、食べ残しくらい。
大量保存する時短料理のためには、かんたん常備菜を作るのがオススメだそうです。常備菜は、味が濃い目で冷蔵庫で4〜5日持つおかずのこと。例えば、ひじきの煮物を鍋いっぱいに作り、半分は冷蔵庫に入れ、残り半分は冷凍します。半分は冷蔵、半分は冷凍というのがポイントです。
シリコンカップに色々な常備菜を入れて冷凍すると、冷凍室からお弁当に入れれば食べる頃には解凍されていて便利ですし、夕飯の小鉢で一品にも手軽に使うことができます。
2つに分けて保存していくのがポイント。そのため一回の量は多めに、冷蔵と冷凍に。矢野先生は時間があるときに4〜5種類を作って冷蔵、冷凍しているとおっしゃってました。
常備菜・食材を冷凍するコツ
食材を上手に冷凍保存するコツです。3つあります。
1. 空気に触れさせない
空気中の水分が霜になって食材を劣化させる。ラップで密着させてチャック付きの保存袋で空気を抜くのがベスト。
2. 薄くすること
薄い方が瞬時に冷凍できる。ブロック肉をそのまま保存はNG。
3. 急速冷凍
冷凍するのに長時間かかると、例えば肉だと旨味が逃げてしまう。急速冷凍のボタンを押すと電気代が上がってしまう。熱伝導のいい金属製の皿の上に肉を起き、さらにその上に保冷剤を置くと自家製で急速冷凍できる。
かんたん常備菜レシピ
大量に作って冷凍保存するという常備菜の時短料理のコツが分かりました。次に、かんたん常備菜レシピが矢野先生から紹介されました。
きんぴらごぼう
時短料理の定番と言われてましたが、きんぴらごぼうは火を使わずに電子レンジだけでも作れるのですね!
食材と調味料を混ぜて10分くらい、味がしみたら電子レンジで加熱。最後に胡麻油をかけ白ゴマをふる。これだけで簡単に簡単にきんぴらごぼうができるそうです。
さて、これを冷凍保存すると時短料理の常備菜ができるわけですが、ここで驚いたのが三菱冷蔵庫の「切れちゃう瞬冷凍」と呼ばれる機能。
冷凍されているのにも関わらず、パラパラしてるんですよ!
常備菜を小分けするのが面倒で‥‥という人もいると思いますが、この「瞬冷凍」を使うと小分け知らずなんです。これはかなり驚きました。
続いて、さらに驚きますよ。
肉みそ
ひき肉というのも、常備菜としては定番なんだそうですね。今回は薄味をつけたひき肉が肉みそとして紹介されましたが、ちょっと火を通したひき肉があると、オムレツにしたりパスタのミートソースに使ったり、豆板醤で担々麺も作れたりするそうです。ひき肉の汎用性が高いです。
フライパンで加熱したひき肉を味付けし、冷凍しておくと便利なのですが、瞬冷凍を使うと?
冷凍されているのにも関わらず、スプーンですくえるんですよ!
これも本当に驚いたなぁ。調理済みのひき肉を密閉容器に入れ、瞬冷凍しておくだけで、料理のベースとして引き出し自由自在のひき肉の出来上がりですから。
かんたん蒸し豚
これは常備菜ではなく、冷凍で常備してある豚肉を使う簡単レシピです。火は使わずに、電子レンジだけで料理できるというもの。電子レンジが得意なのは蒸し料理。そこでかんたん蒸し豚のレシピです。
ここで、またもや瞬冷凍に驚かされます。
冷凍されているのにも関わらず、薄い豚肉がピロピロ剥がれるんですよ!
豚肉を小分けして冷凍するのはなかなか手間ですが、瞬冷凍なら一切の小分けの手間なし。「切れちゃう瞬冷凍」を使うと-7度の絶妙な温度で保存するため、食材が切れる、すくえる、剥がせるのです。使いこなせば、時短料理の鉄人になれそうです。
かんたん蒸し豚はスチームケースに野菜、剥がした豚肉を入れ、軽く酒をふって電子レンジでチン。おかずにもお弁当にも入れられる一品が、火を使わずに簡単にできてしまいます。
ミートローフ
食べるのは好きですが、作ると手間がかかりそうな料理の代表格でもあるミートローフも、実は簡単にできてしまいますよ、というレシピです。たいそうな料理に思えるかもしれないが実は簡単と矢野先生。
その秘密は、このオーブンレンジ「ZITANG」にありました。
「ZITANG」は余分な高さを切り取った薄いオーブンレンジです。薄いといってもほとんどの皿は入りますし、シフォンケーキも17インチがまで作れるのだとか。薄型になったおかげで食品とヒーターが近くなり、加熱効率が上がっています。
「ZITANG」の特筆すべきところはレンジからオーブンのリレー機能で、スタートを押せばレンジからグリルへの切り替えは自動で行われます。ミートローフもレンジで火を通してから、自動でオーブンで焼き上げます。
最初にレンジで加熱し、それからオーブンでジュージューやるので、余熱が必要なく、さらに切ったら中が生ということもありません。
加熱効率が上がると書きましたが、ハンバーグも28分かかるものが半分の14分でできるそうです。揚げ物も作れます。操作は全て一緒です。時短料理なので、結果的に省エネもトップクラスのオーブンレンジです。
「瞬冷凍」しておくと便利なおかず
これらは特に「瞬冷凍」を使うと、時短料理になるおかずです。もちろん普通に冷凍して小分けで保存しておいても時短料理になります。
なんてったって、冷凍した炒り玉子をスプーンですくえるんですから。「切れちゃう瞬冷凍」には本当にノックアウトされました。
「本炭釜KAMADO」で炊いたご飯は冷えても美味しい
「忙しい朝に火を使わない時短料理」なので、お弁当にも言及がありました。次はご飯の炊き方です。矢野先生は、ざるとボウルでご飯を洗うそうです。理由は簡単にとぎ汁を捨てられるから(ただし掃除などに使える)。これまた目からウロコというか、その手があったか、と思いました。40年間、何をしていたんでしょう。
なお、お米を炊くときにミネラルウォーターを使う人もいると思いますが、入れる順番としては最後ではなく最初に入れるのが良いと矢野先生。理由は、米は一番最初に入れた水を吸収するからです。乾燥しているので、最初の水を吸収するという、実に理にかなった話で納得しました。
最近はお弁当を自分で作る男性も多いそうですが、シェイカーのような道具を使い、短時間でおにぎりを作る実演も行われました。モデルになったのは一緒に取材していた武者さんです。
シェイク、シェイクして、簡単におにぎりができてました!
どうせお弁当を食べるなら、冷えても美味しいご飯がいいよね、と紹介されたのが「本炭釜KAMADO」という炊飯器です。かまどの味が再現できる唯一の炊飯器で、粒感と水分を両立しています。今までにない大火力のポイントは内釜で、元は炭のかたまりでそれを削っているそう。
なぜそこまでやるかというと、ステンレスや鉄は外側の表面しか熱くならないのですが、炭にすると釜全てが発熱して美味しさ引き出すことができるのだそうです。
炊きたてではありませんが、もちもちして旨かったです。毎日食べるお弁当だからこそ、美味しいご飯で作るのが大事、と矢野先生はおっしゃってました。
矢野先生もオススメ!ZITANG「揚げ物あたためなおし」機能
三菱冷蔵庫の「切れちゃう瞬冷凍」にも驚きましたが、さらに驚いた機能が、オーブンレンジ「ZITANG」の「揚げ物あたためなおし」です。揚げ物を電子レンジでチンすると、しなっとしたり、水分量がおかしくなりますよね。「ZITANG」だと、チンしてるのにカラッとするんです!!
口に入れたらサクッて言った。サクッて。え、揚げたてじゃないの? って。揚げたてじゃなくて「揚げ物あたためなおし」なんですって。これには本当に驚きました。冷えた揚げ物がこんなに美味しくなるの!?
ウェブサイトを見ても、
「レンジ▶グリル」機能は、冷めたフライや天ぷらなどの揚げ物の再加熱も得意です。食材をあたためるだけでなく、表面をカリッと仕上げるので、揚げたてのようなおいしさに仕上げます。
と書いてあるだけで、どうしてそうなるのか理由は分からないのですが、こいつは本当に凄い機能ですよ。
時短料理の常備菜があると何分でお弁当が作れるか?
「忙しい朝の時短料理、時短料理と言ってきたので、最後に実演してみましょう」と、矢野先生が常備菜を使ってお弁当を詰める実演をして下さいました。用意された常備菜は6種類。お弁当を作る所要時間はどのくらいになるでしょうか!?
なんと、1分39秒でした!
全て常備菜ということで、日頃の準備が大事ですよ、という話でもあるのですが、例えばこの半分が常備菜であるだけでも、随分とお弁当を作る手間は違ってくるのではないでしょうか。
常備菜と時短料理のコツを聞いて
普段は料理をすることはほとんどなかったのですが、ここ半年ほどは自分でランチを作る機会が増えました。本当に簡単なものしか作ってなかったのですが、今回の話を聞き、例えばきんぴらごぼうであるとか、ひき肉であるとか、一品になったり、何かの料理のベースになるものを作っておくことに興味がわいてきました。
電子レンジだけで作れるとか、手軽に作れるとか、ネットや本で読むだけとは随分と違いました。実演を見て、その手軽さを知ることができました。普段のおかずを作る延長線上で多めに作り、半分を冷蔵、半分を冷凍して常備菜にするという考え方が良いのでしょうね!
ついでに言うと「切れちゃう瞬冷凍」と「揚げ物あたためなおし」は本当に凄かった‥‥!! これから新生活を始める人は、ぜひ家電検討の選択肢に入れることをオススメします。
おまけ
最後は、三菱電機社員の #橋本めっちゃひき肉 さんの「瞬冷凍」したひき肉をシュッと包丁で切るデモンストレーション動画で終わりたいと思います。自称ディーン・フジオカです。
スポンサーについて
この記事は三菱電機がスポンサーとなっている記事広告です。