みなさんはAmazonや楽天市場などのECサイトを利用し、その受け取り先としてコンビニを指定したことはあるでしょうか? 在宅で仕事をしているので、コンビニ受取りサービスの存在は知りつつも、今まで利用したことはありませんでした(だいたい自分で受け取れますからね)。
なんとなく「昼間は仕事に行っていて宅配便の荷物を受け取りにくい人が使うサービス」というイメージのあった「コンビニ受取りサービス」なのですが、ローソンの中の人に話を聞くと「へー、そんな使い方ができるんですね!」と驚くことがいくつもありました。家にいたとしても、外で荷物を受取る理由があったのですねぇ。
ローソン「コンビニ受取りサービス」はどんなサービスか
今回、ローソン「コンビニ受取りサービス」についてお話を伺ったのは、サービス部の池田さんです。社内の方曰く「日の当たるところに出る機会が少ないサービス」とのことでしたが、その理由はお話を伺うと明らかになります。
ローソン「コンビニ受取りサービス」は、ECサイトで注文したものをローソン店頭で24時間受け取ることができるサービスです。対応しているECサイトは次の通りです。
Amazonや楽天市場は利用している人は多いと思いますが、ユニークなところではJINSでしょうか。メガネをローソン店頭で受け取るという。時代は変わったなぁ(ちなみに、後から度の調整をして貰ったり、度数を登録しておけば調整済みでメガネを受け取ることができるそうです)。
なお、古く2008年からスタートしたAmazonが最も実績が多いそうです。楽天市場は店舗により対応が違いますが、現在は1,000店舗くらいでローソン「コンビニ受取りサービス」を利用できるとのこと(店舗検索はコチラから)。
こうしたことから分かるように、ローソン「コンビニ受取りサービス」は多くのECサイトで利用されるバックエンドのサービスなのですね。それで冒頭の「日の当たるところに出る機会が少ないサービス」ということになるのですが、いやいや、超縁の下の力持ちじゃないですか。めっちゃ、支えまくっているじゃないですか。
コンビニ他社の「コンビニ受取りサービス」も調べてみましたが、ここまで多くのECサイトに対応しているところはありませんでしたから。これは、ローソンが「オープンプラットフォーム戦略」を取っているからに他なりません。プラットフォームを開放することで、コンビニ利用者の利便性を高めようとしているのですね。
ローソン「コンビニ受取りサービス」が使われる理由
それでは、ローソン「コンビニ受取りサービス」が「どんな人に向いているか?」です。
・自宅にいないので荷物を受け取れない
平日の昼間は仕事で家にいない、といったケースがこれに当たります。帰宅してからでは再配達も難しい、そのような時は仕事帰りにコンビニ店頭で荷物を受け取ることができると便利です。さらに早く手に入れたい場合には、職場の近くのローソンを指定することもできます。
・家族に内緒で荷物を受け取りたい
家族に内緒で荷物を受け取りたい‥‥という人もいますよね。例えば、妻や夫への誕生日プレゼントであったり、子供へのクリスマスプレゼントだったり。普段は届かない荷物が届けば、敏感な人はピーンと来てしまうでしょう。コンビニ店頭なら、ひっそり荷物の受け取りができますよ。
ちなみに、ローソン「コンビニ受取りサービス」年間の最大ピークはクリスマスイブだそうです。なるほどね!
・宅配会社の人と顔を合わせたくない
これは女性特有の理由だと思いますが、宅配会社の人がくるから化粧しないと、というプレッシャーがあるそうです。すっぴんでは出られない、という理由から、コンビニ受取りを利用する人もいるのだとか。
余談として、宅配会社も気を遣っており、最近は午前中の配達は女性が行くようになっているそうです‥‥これ、心当たりあります。確かに、女性が来てます。
・個人情報の漏洩、犯罪が怖い
これも女性に多い理由かもしれませんが、宅配会社の人に個人情報を知られるのが怖い、という理由でコンビニ受取りを利用する人もいるそうです。一人暮らしだったりすると、このあたりはケアするに越したことはないかもしれません。自己防衛の意識を持って、あえて離れたローソンに受け取りにいく人もいるのだとか。
宅配会社の人が悪い人という訳ではなく、あくまでもこうした選択肢が提供されている、というのが大事だと思います。
ローソン「コンビニ受取りサービス」受取り方
それでは、実際にローソン「コンビニ受取りサービス」でどのように荷物を受け取るかを説明します(池田さんがローソン店頭でデモしてくれました)。
受け取り方法は2パターンです。
・Loppi経由で受け取る
ローソン店頭のLoppiに、メール等で届く「問合せ番号」と「認証番号」を入力します。Loppiから出力される「商品引換券(レシート)を持ち、30分以内にレジに持っていきます。商品が受け取りできます。
・バーコードサイトを経由して受け取る
オススメはこちらの方法です。届いたメールに記載されたURLをクリックすると、バーコードサイトが開きます(一部対応していないサイトもああります)。それをレジで見せるだけ。わあ、簡単! なお、このPOSレジ直接ができるのはローソンだけです。
この方法ならとにかく簡単ですし、自分は行けないけど妻に代理で受け取って貰う、なんていうこともメール転送で可能になります。
ローソン「コンビニ受取りサービス」どう活用するかはあなた次第
どんな風にローソン「コンビニ受取りサービス」が利用されているかという事例は最初に紹介しましたが、他にも、友だちの家に遊びに行く時に現地のローソンに先送りしておく、旅先のローソンに送り届けておく、など、様々な使い方が考えられるのではないかと思います。
普段は使う機会はなくとも、ローソン「コンビニ受取りサービス」のようなサービスがあることを覚えておくと、年一のクリスマスの時に活躍してくれたりしそうです。
最後に表からはうかがい知ることのできない、ローソン「コンビニ受取りサービス」の秘密兵器「さがすクン」をご紹介しておきます。「さがすクン」は一部の店舗に実験的に導入されています。
「コンビニ受取りサービス」の取り扱いの多い店舗だと、品物を探すのが大変なのだそうです。そこで、荷物が届いた時にタグを登録し、荷物を探すときにタグがピカリと光る「さがすクン」というシステムがバックヤードで大活躍しているそうです!
最後にクイズです。
ローソン「コンビニ受取りサービス」の取り扱いの多い店舗はどのようなところにある店舗だと思いますか?
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