ユニクロがシルク・ドゥ・ソレイユとコラボした「UNIQLO MEETS CORTEO」というコンテンツがあるのですが、昨日、原宿でリアルと結びつきました。
カラフルな服装でコルテオを見に行こう! ということで、抽選で原宿に集まったカラフルな人・人・人。もちろん、ユニクロの服を着ている人が多いのが印象的でした。
ちなみに「UNIQLO MEETS CORTEO」は「コルテオ」の演者たちがバックステージでユニクロを着ているというコンテンツです。
今回、ぼくはビルコムに招待して頂いて、プレス席から写真撮影をしながら「コルテオ」体験させて頂いた次第です。
会場に入ると、まずは色とりどりのユニクロのストールが配られます。観客はこれを思い思いに身にまとい、客席へと向かいます。
基本的にはユニクロのメッセージはこれくらいというか、立て看板くらいはありますが、強烈なアピールというのはありません。
そして、夜のサーカスへ‥‥。
(以下、ネタバレありますのでご注意を)
今回はいかがわしい雰囲気というか、文字通りのサーカスな感じでした。「ドラリオン」とは、また趣が違います。
そして、会場のそこかしこから出演者が現れ会場を一周し「コルテオ」ワールドが始まります。この間、ほとんど音響はなかった気がします。ざわめきや笑い声が広がっていくのです。
いよいよ、演目のスタートです。
ここから60分、休憩30分を挟み、さらに60分のステージが続いていきます。
当たり前ですけど、圧巻な訳ですよ。息もつかせないというか、息を飲む瞬間が続いていきます。
それでも今回は、中央の円形ステージで物語が進行していくので「ドラリオン」の時よりも、文字通りサーカスだな、と思いました。
しかしトランポリンや空中ブランコなど定番もありますが、並んでいるベッドがトランポリンだったり、ブランコではなく男性の手を使っていたりと、普通では思いつかないようなことばかりです。
おかしいでしょ? 狭いベッドの上で、こんなにたくさんの人が飛び跳ねたりしていて。
おかしいでしょ? 綱渡りで大量のフラフープ。
人間空中ブランコ!
あとは演奏も良かったです。プレス席はバンドの側だったのですが、ドラムの音やサックスの音がものすごく近く聴こえるのです。
もちろん歌い手も登場しますし‥‥
太鼓を叩く人も随所に登場するし‥‥
馬もいるし‥‥
バンドだしで‥‥
こうした音楽方面もとても楽しかったです。ギターの演奏があったりなどなどなど。
ストール効果もあって、カラフルな会場。いつもとちょっと違う雰囲気は、演じる側にはどう響いたのでしょうか。
休憩を挟み、ステージは佳境へ‥‥。
最後の演目となる鉄棒で、会場の興奮も絶頂に。
回り過ぎ!!
会場全体が興奮したまま、フィナーレへ。
会場はスタンディングオベーション!
色とりどりのスタンディングオベーション!
ありがとー!!
最後に裏方さんが天井から降りてきたり、ステージを走り抜けたりと、心憎い演出もありました。
ありがとー!!
ユニクロからのメッセージは、
暗いムードが漂う今の日本を色で元気にしていく
というものでした。決してユニクロが前面に出てくることはなかったのですが、そのメッセージは十分に伝わるコラボレーションだったのではないでしょうか。
ぼくも「さりげなく(しかも目立とうとすることなく)こういうコラボができるユニクロかっけぇぇぇ」と思いましたもん。
ちょっとカラフルなダウンジャケット買いに行ってくるわ。
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あえて前面にユニクロが出て来ないあたりに「コルテオ」とのコラボレーションである、お互いを尊重する、ということをひしひしと感じますね。
だからこそ、観客にも誠実なユニクロのメッセージが伝わるのではないかと思いました。
「UNIQLOCK」前後から、ユニクロのマーケティングは非常にWeb 2.0的に‥‥つまり、ソーシャルなモノを大切にしている感じがしています。
それは、
・自分たちだけが良ければいい
ということではなく、
・お互いがうまくいきたい
という気持ちが込められているのではないでしょうか、ユニクロ。
これからユニクロを着るってことは、時にはそういうメッセージをまとっている、なんていう気持ちにもなったりするかもしれませんね。
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「日本を色で元気にする」というのはなかなか難しいことだと思いますが、そのことにとても共感した夜でした。
まずは「UNIQLO MEETS CORTEO」を見た人たちから、そのメッセージが日本に広がっていくのですね、きっと。
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