PRディーバ ・中西りさ( @BuzzTum )、ヤフー退社 → デジタルガレージに転職

2011 09 02 1303

(本人曰く)“PRディーバ”として知られる @BuzzTum こと中西りささんが、ヤフーを退社しデジタルガレージに転職したと聞きつけまして、いったい何が起こったのかと、今の心境をインタビューさせて頂きました!

りささんと言えばヤフー、ヤフーと言えばりささんというくらいに、ぼくの中ではヤフーとりささんの結びつきが深かったのですが、どんな心境の変化があったというのでょうか!?

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ネタフル(以下、ネ):ヤフーでの12年間を振り返っていかがですか?

中西りさ(以下、中):そうですね、ヤフーを通じて出会えた仕事、人、インターネットのサービスに感謝ですね。国内最大という規模だからこそ、誰も体験したことがないようなチャレンジングなことを次から次へと経験できました。もちろん当時はたいへんでしたが(笑)、今思えばすべて修業として身につき、すっかり成長した気がします(主に見た目ですが)。

入社してすぐに担当したヤフオクの広報対応は、マスコミの記者さんに朝から晩まで謝っていた記憶があります。ネット企業の広報として、その利便性が話題になる一方で、社会的責任の重要性を強く感じました。そのころ問い合わせの多かった雑誌のほとんどが休刊するなど、今と昔ではメディアが激変していることも感慨深いものがあります。

ヤフー検索の広報活動では、テレビっ子でお笑い好きの私にピッタリの仕事を開拓しました。検索エンジンを調べるためのツールとしてだけでなく、「検索山崩し」といったゲームやクイズに利用したり、検索ランキングをエンタメのコンテンツとして、バラエティ番組をはじめ、全国の新聞や雑誌・ラジオにも提供にしました。お笑い芸人のナイツさんにお花を贈ったことがきっかけで、ヤフーで「ヤホー」と検索すると「ヤフーではありませんか?」とツッコミが入る、という漫才ネタも生まれました。

ネタフルさんも所属するONEDARI BOYSなどアルファブロガーとの出会いは、私の広報スタイルを変えてくれました。従来の広報業務、いわゆるマスコミ対応から、ブログマーケティングやインフルエンサーリレーションといった新しいコミュニケーションの手法に目覚め、早くからソーシャルメディアを活用したPRも実践することができました。ヤフーという土台があったからこそ、成し得たことや出会えたことすべてが私の財産です。

ネ:デジタルガレージではどんな仕事をされるのでしょうか?

中:デジタルガレージグループ(以下、DG)の広報担当として、DGがグローバルに展開するサービスや事業に携わります。例えば、DGはTwitterやLinkedInなど海外のウェブサービスの日本での事業展開を支援したり、自社の独自サービスを開発したりするメディア・インキュベーション事業を手がけています。

また、Open Network Labというベンチャー起業家のグローバルな育成支援など、さまざまな新しい試みに次々と取り組んでいます。私は、それらを国内外に広くコミュニケーションし、DGがコンセプトとして掲げる、リアルとサイバー、日本と海外、マーケティングとテクノロジー、現在と未来をつなぐ「コンテクスト(文脈)」を生み出す仕事をしたいと思っています。

ネ:これまでの経験はデジタルガレージではどのような形で活かされそうでしょうか?

中:みなさんのDGの印象ってどうですか? 歴史はヤフーとほぼ同じで、業界認知度は高いと思いますが、消費者ブランドではありませんから、名前をきいたことがない人が多いかもしれません。さきごろ、伊藤穰一さん(デジタルガレージ共同創業者、取締役)が米MITメディアラボの所長に就任したことは話題になりましたが、実は価格.comや食べログがグループ会社のサービスであることなどはあまり知られていないのではないでしょうか。

一般の皆さんへのアピールをあえて抑えているイメージを持っている人がいるかも知れませんが、決して秘密結社ではありません(笑)ので、もっとDGのことを知っていただけるよう、これまでのネットワーキングを生かして、オープンで親しみやすいコミュニケーションをデザインしたいと思います。

ネ:BuzzTumというTwitterアカウントはそのままですか?

中:はい。BuzzTumとは、「バズ(話題になっていること)をTumblrというウェブサービスを使ってまとめる」という備忘録から派生したアカウントです。2007年にTwitterを使い始めてから、プライベートだけでなく仕事でも、ソーシャルメディアは欠かせないコミュニケーションツールになりました。

今後も、@BuzzTum で気になるニュースから私的ハプニングまで、さまざまなバズをふりまいていきたいと思います。

ネ:デジタルガレージを選ばれた理由は?また、今後の抱負は?

中:ていうか、自由にウォーターサーバ(ry

DGが主催するイベント「THE NEW CONTEXT CONFERENCE」に参加したとき、国内外から集まった著名な起業家やエンジニアなどインフルエンサーの講演を聴き、たいへん刺激を受けたことがありました。これまで数あるITイベントに参加しましたが、これほどネットの最先端で活躍するインフルエンサーと出会える機会を提供できる会社はないと思い、とても興味がわきました。

もともと日本の大学在学中に国際ピーアール(現、ウェーバー・シャンドウィック・ワールドワイド)でアルバイトをしていた私は、PRと英語を身につけたくて、海外留学をしました。アメリカ、ヨーロッパ、中東に滞在し、99年に帰国。international pr divaとして国内外の広報活動に励んできましたが、最近では海外とのリレーションの機会がほとんどありませんでした。

以前、米ヤフーの同僚に「リサはコスモポリタンだね。」と言われたことを思い出し、もう一度自分の原点にもどって活躍したいと思うようになりました。そこで、DGが次のステップになるのではないかと確信しました。

また、「コンテクスト・カンパニー」というミッションが明確でブレない、そんな会社の在り方にも共感しています。そして、今秋に開催する「THE NEW CONTEXT CONFERENCE」にも関わることになりました!

ネ:中西ファンに向けてメッセージをお願いします。

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中:これからもinternational pr divaを引き続きよろしくお願いします!

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いやー、驚きましたね。

何が驚いたって「ナイツ」の「ヤホー」ネタって、りささんがきっかけだったんですか!?

「BuzzTum」の「Tum」が「Tumblr」だったというのにも驚きました。担当者の「担」だとばかり!

それはそれとして、お話を伺うと、より、りささんらしく輝ける次のステージとしてデジタルガレージを選んだ、ということだったのですね!

そして“pr diva”から“international pr diva”に進化!

“international pr diva”として、いっそう大きく成長してください!

BuzzTumページ

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