ココイチは10辛+とび辛スパイス、中本はひやみに唐辛子。どうも、ブログ書きの辛味柱・奥野大児です。
つけめんの三田製麺所では今年で10年目を迎える夏の風物詩メニュー「灼熱つけ麺」を2020年7月21日から期間限定(9月中旬までを予定しているそうな)で販売スタート。
例年、楽しみに味わってるこのメニューが今年もやってきた! ということで、早速渋谷道玄坂店に食べに行ってきましたよ。レベルは1辛・2辛・3辛・極限の4段階。狙うはもちろん極限だっ。
最高にホットな『灼熱つけめん 極限』を注文する
灼熱つけめんは1辛でも定番メニュー「辛つけ麺」の5倍の辛さがあるようですが、辛つけ麺を食べたことがないからよくわかりません。
雰囲気的には3辛で15倍くらいはありそうで、極限の辛さはDANGERということです。900円、特大はプラス100円、小はマイナス50円ということなので、辛味耐性と胃袋に相談してメニューを決めましょう。
僕は極限・並盛(320グラム)・あつもり、とし、トッピングにチャーシュー3枚(300円)と薬味ネギ(50円)をお願いしました。しめて1,250円です。
調理中に手渡された2枚のウェットペーパー。1枚は通常のもの、もう1枚は汗拭き用ですって! 心遣い、痛み入ります。
レモンフレーバーの水を飲みながら待っていたら、来ましたよ。これが、今年の、灼熱か!
灼熱つけめんを象徴するパウダーは美しい朱色。ここは毎年のように創意工夫が行われているようで、今年は鷹の爪と魚粉をうまくブレンドしているものだそうな。
2017年のときのパウダーを比べても、色が全然違うのがわかりますな。
それではいただきます!
旨味と辛味の調和が美しい
溶けた粉は戻らない。覆水盆に返らず。まずはラー油だけ、するっと口にします。
うん。舌に、口内に、ビリビリした電流のようなものが走ります。
「これは、辛味の食べ物なんだ」
そんなイントロダクションを感じる辛味。夏の辛味として美しいビリビリです。
続いて、海苔の上に乗った辛味パウダーをつけ汁に沈め、ゆっくりとかき混ぜます。
三田製麺の辛い麺は、海苔の上の辛味パウダーをしっかり溶かさないと、海苔を食べたときに悶絶しかねないんですよ。気をつけてよくかき混ぜて。
再びスープをすすりました。
ん、魚粉の香りがこれまでの灼熱つけ麺よりも高いですよ!
酸味・魚粉の香り・唐辛子の辛味が前面に出た、夏場にも食欲をそそる味わいです。動物の脂を強く感じさせず、喉越しまでの抵抗の少ないスープ。飲みやすいです。
辛味は‥‥決して弱くはないけれど多くの人が楽しめる激辛! といったレベルでしょうか。
麺がよく汁に絡むのは三田製麺所のつけ麺の素晴らしいところ。パウダーや唐辛子が良く見え、視覚的にも辛い麺を食べているという実感も得られる、グッドルッキングつけ麺です。
バランスの良い激辛具合と小麦の甘味が感じられる麺の組み合わせは上々で、ずるずるずると食べる手が止まりません。
チャーシューはホロホロとした硬さ。でも脂もしっかり乗っていて、つけ汁の辛味に対する甘味として、一瞬の和みを提供してくれます。
気がつけばトッピングの長ネギも投入し、メンマもいただき、完食。御馳走さまでした!
頭から首から汗は吹き出て口の中は程よいヒリヒリ感で爽快。激辛メニューなのに単なる辛さ競争に参加せず、魚介の旨味と酸味のような食べ物の美味しさを求めに来た味作りは好感度アップです!
激辛として限界を求めるタイプにはお勧めしませんが、辛味と旨味の両立の範囲内で高みを目指すタイプであれば、お勧めの一品ですよ!
これぞ新型コロナ時代のニュー辛味スタンダードですね。ごちそうさまでした。
「三田製麺所 渋谷道玄坂店」の住所・地図
>>三田製麺所 渋谷道玄坂店 – 渋谷/つけ麺 [食べログ]
住所:東京都渋谷区道玄坂2-28-2 GMビル