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本格的にキャンプに行くようにになってから2年が経過しました。ほぼ月イチペースで埼玉県内の最寄りのキャンプ場に通っており、かれこれ20回弱くらいはキャンプしたはずです。
コロナ禍に開始したキャンプの主たる目的は、友人に会って、美味しい食べ物とお酒を楽しんで、自然の中でリフレッシュするというものでした。
目的が飲食なので、密かなキャンプのテーマは「手軽」です。いかに手間をかけずにキャンプを楽しむか、ということばかり考えていました。ズボラ人間なので、設営や撤収に手間暇かかったら、絶対にキャンプに行かなくなるからです。
そのため、テントを張るのはもちろん寝床も簡単に、設営も撤収も簡単にできる道具で、といったことを追求してきた2年でした。テントも投げて設営するポップアップタイプで、どこまでも手抜きしようとしていました。
加えて、いつまでキャンプを続けるか未知数だったので、お金をかけすぎないというのもポイントでした。結果的に2年間もキャンプしているので、購入した道具の元も取れたと思いますが。
と、こんなスタンスでキャンプをしているワタクシに、このたびキャンプギアのレビューをしてみないかとお声がけ頂きました。そのギアというのが「エアベッド」です。
「エアベッド」とな?
これまではエアマットとコットを使用
エアベッド、エアマット、エアマットレスなど、様々な呼び名があるようですが、要するに空気を入れて使用するベッドです。
できるだけ手間をかけないぼくが、これまでキャンプで寝るときに使用してきたのが、以下の2つです。
– 勝手に膨らむエアマット(約3,000円)
– コット(約5,000円)
いずれも寝袋の下に置いて使用します。
主に使用しているのは勝手に膨らむエアマットです。バルブを開けると自動で空気が入って膨らむインフレータブル式という機構を採用したマットで、勝手に膨らむので、使用が簡単なのです(ただし空気を抜きながら収納するのがやや手間)。
手軽ですが、ぼくが使用しているものは厚みが約6cmで、やや物足りなさを感じるときが出てきました。寝心地や冬場の地面からの冷気を考えると、倍くらいの厚みがあっても良いのかな、とは思います。
簡易ベッドのコットは背中を包み込む寝心地は良かったのですが、組み立てと収納が意外に手間なのと、幅が固定されているため足を左右に放り出せないという、個人的な寝相の問題がありました。
地面の凹凸対策や冷気への断熱効果など、基本的な部分ではエアマットもコットも悪くないのですが「これが良い!」という決め手に欠けている部分があるのを感じていたところでもありました。
そこにきて、今回の「エアベッド」です。
「エアベッド」って面倒じゃないの?
多少はキャンプを嗜んでいるので、空気を入れて使用するベッドがあるのは存じておりました。食わず嫌いで良くなかったのですが「エアベッド」は面倒なのではないかと思い込んでしまっていたのです。
寝心地以前に、出したり入れたりするのが面倒なのではないかと。というのも、キャンプギアは持ち運びをコンパクトにするために、きっちりしたサイズになっているものが多いのです。大物を収納するのは大変そうだな、と。
最初にも書きましたがズボラゆえに、きっちり収納するのが本当に苦手で、エアベッドも収納が面倒そうだなぁ、というのが先に立ちまくっていました。
しかし、今回のmemoriaspatium社の「エアベッド」の詳細を調べると、どうも収納ケースとベッドが一体型になっており、思っていたような面倒臭さがないようなのです。これは「手軽」なのでは?
そうなると気になるのが膨らませる方ですが、これも電動ポンプが付属しているというではありませんか。しかも、空気を入れるのも短時間ぽいです。
となれば、これは試してみるっきゃない! ということで、実際に「エアベッド」をお試しさせて頂くことになりました。
memoriaspatium社の「エアベッド」を試してみる
本当はキャンプで試したかったのですが、あいにくの悪天候続きで、晴れ間を狙って自宅の屋上で試してみました。先に書いてしまいますが、セットアップも片付けも簡単で驚きました!
「エアベッド」の本体と、それを膨らませるための電動ポンプです。本体には取っ手が付いているので、持ち運びも簡単です。
※電動ポンプはUSB-Cで充電
収納時のサイズは33 x 40 x 11cmです。
コンパクトな直方体といった感じのサイズ感です。重量は2.99kgで、余裕で片手で持つことができます。
↓周囲を取り囲むジッパーをピーッと開くと、半分に折りたたんでいたものがベッドの横幅サイズへと展開します。
あとはパタパタパタと展開してくいと、目の前には膨らませる前の「エアベッド」が現れます。
収納ケースとエアベッドが一体型になっているというのが分かります。
キャンプは何かと“袋”が多いので、ギアと袋の対応が分からなくなることがあります。整理整頓が苦手なので、収納ケースとエアベッドが一体型なのは地味に嬉しいポイントです。
空気の吸入口は、オレンジ色の枕のほうにあります。
電動ポンプを外したあとに空気が逆流して漏れ出さないように、逆止弁になっています(空気を抜くときは逆止弁ごと外せば良い)。
電動ポンプのノズルはフックタイプがあり、送風するときはこれを使用します。
電動ポンプのノズルをカチッとはめて送風開始です。
スピーディーに「エアベッド」が膨らんでいくのが分かります。思っていた以上に速い!
空気をどのくらいまで入れるかは好みですが、パンパンになるまでは50秒くらいでした。電動ポンプのパワーが強いのか、あっという間に空気が入って驚きました。
ベッドとして使用するときのサイズは200 x 90 x 12cmです。畳一畳分より少し縦が長いくらいです。
本体とは別に、枕部分にも空気が入るようになっています。これで「エアベッド」の設営は完了です。時間にすれば、かかっても数分といったところでしょう。速いですね。
実はダブルベッドにもなる
急に「エアベッド」が2つに増えていますが、寝心地を紹介する前に、もう1つの機能を紹介します。それが、ベッドを連結することができる機能です。
ベッドのサイドにはジッパーが備えてあり、左右のベッドを連結することができるのです。
普通にジッパーを上げる要領で、簡単に「エアベッド」が連結します。
理論的には無限にベッドは連結することができます。連結していればベッドがズルズルと離れてしまうことがないので、2人+αくらいで寝るのにもちょうど良いでしょう。
感想:「エアベッド」って快眠です
天候の関係でキャンプでは未使用ですが、自宅で2日連続して「エアベッド」で寝てみました。
普段は硬めが好み‥‥だと思っており、仕事でビジネスホテルに宿泊したりすると、ちょっとふわふわが慣れないな、と思うこともあるのですが!?
1泊目:横になってふわふわするのが慣れないが、すぐに眠る。翌朝、身体が軽い感じがする。
2泊目:ふわふわすることにも慣れた。やはり寝起きの身体が快適な気がする。背中から肩にかけての駆動がスムーズ。
「エアベッド」で連泊した経験からすると、寝心地はかなり快適だと感じました。慣れないふわふわも、すぐ気にならなくなりました。いきなりキャンプで投入するのが不安な人は、事前に家で試泊するのオススメです。
ベッド自体の厚さも十分にあるので、重量級のおじさんが寝ても受け止めてくれます。
キャンプとなると緊張もあるのか、そこまで熟睡できないことのほうが多いのです。睡眠が次の日に大きく影響するのは、きっとアラフィフだけではないと思うので、その点でもエアベッドは意味がありますね。
普段のキャンプは1泊なので、1泊のためにエアベッドを導入するのもどうかと思っていましたが、1日の1/3はベッドで過している&次の日の快適さを重視するなら、キャンプに「エアベッド」を投入する価値は十分にあると思いました。
枕は好みがあると思うので、自分に合わせて何かを挟むなどして高さ調整してください。ぼくは高めが好きなので、薄めの枕を足しました。
また、硬ければ良いというものではないという経験者からのアドバイスも貰ったので、今後は空気の量も調整してみようと思います。
キャンプをはじめて2年なので、そろそろお金をかけるべきところにはお金をかけても良い時期だと思っていたので、その点でも睡眠に投資するというのは“あり”だと思いました。
感想:「エアベッド」って簡単でした
ズボラキャンパーとして、いちばん大事なことを紹介するのを忘れていました。それが片付けのことです。
最初に書きましたが、個人的なキャンプのテーマは「手軽」です。もし「エアベッド」の片付けが面倒だったら、そもそも導入しようとも思いません。
果たして片付けはどうだったのでしょうか!?
※電動ポンプで空気を抜いておく(入れるのと逆でこれも簡単)
↓こうです。
なんと片付け40秒!
どうしてもキャンプギアはギチギチに収納するのが大変で、そこを苦手に感じていましたが、これなら収納ケースと本体が一体型で、なおかつゆるめなので、ふんわりと楽です。楽すぎます。
設営と撤収が面倒だと「手軽」なキャンプを目指す自分としては難しいと思っていたのですが、この簡単さなら全く苦になりません。トータルで利用が簡単な「エアベッド」なのでした。
memoriaspatium社の「エアベッド」について
商品を提供して頂き試したのは、memoriaspatium社の「エアベッド」です。ただいまCAMPFIREでクラウドファンディングに挑戦中の商品です。
▼収納まで完結!連結で大きさも自由自在!快適なアウトドアを実現【エアーマットレス】 – CAMPFIRE
サイズは2種類あり、試したのは“大”のほうです。
– 大:200 x 90 x 12cm
– 小:180 x 76 x 12cm
付属の電動ポンプと組み合わせることで、1分とかからずセットアップでき、また収納ケース一体型のため数分で収納できるという利便性に加え、カバーは取り外し可能で洗濯もできます。
今回の「エアベッド」は新規開発したもので、1分間に80リットルを送風するという電動ポンプは、焚き火の火起こしなどにも活用することができます。
サポートも重要なポイントです。保証期間は半年で、半年以内に何かあれば、無料で新品と交換できます。半年以上が経過して何かあった場合も、購入時の価格の70%で新品と交換できるというのは安心です。
クラウドファンディングなので、早めに支援したほうが割引率的にはお得です。興味のある人はぜひ早めにチェックしてください(現在は超早割25%オフあり)。
– 大:17,297円(25%オフ)
– 小:14,989円(25%オフ)
いずれも電動ポンプ付きです。