LINEが2019年3月24日に発表した2019年1~3月期連結決算によると、純損益が103億円の赤字(前年同期は13億円の赤字)となったことが明らかになりました。LINE、赤字103億円 スマホ決済還元で費用増という記事になっています。
LINEはスマホ決済サービス「LINEペイ」で、支払った額の20%分を還元するキャンペーンに加え、導入する店舗に対しても手数料の優遇策を取り入れた。利用者を獲得するため先行投資を優先する考えだ。
LINEが103億円の赤字に
PayPayが仕掛けた20%ポイント還元キャンペーンに対向する形で、2018年末あたりからLINE Payも20%ポイント還元をしまくっています。先行投資として実施しているキャンペーンですが、数字として103億円の赤字として出てきました。
とはいえ、PayPayも100億円還元でしたし、LINEとしてもこのくらいは想定の範囲内ということなのでしょうね。
引くに引けない戦いというか、今ここで手綱を緩めることはできません。ぼくの観測範囲では、
このあたりの4社が、キャンペーンを連発して覇権を争っているように見えます(ここにメルペイも加わるはずですが、まだヨーイドンはしていないように見えます)。
いずれも体力のある会社ですから、2019年はさらに大型のポイント還元キャンペーンをするでしょうし、消費増税が実施されればスマホ決済はさらに注目されることになります。
売上高は、前年同期比13.5%増の553億円だった。企業が使う通信アプリ内の公式アカウントが増えたことで、広告収入が増加した。
LINE Payアプリを独立させたし、現在も超Payトク祭を開催中ですし、スマホ決済への投資はまだまだ止まらないでしょうね。
関連記事
▼LINE、最終赤字103億円 1~3月、スマホ決済投資かさむ :日本経済新聞
営業損益は78億円の赤字(前年同期は12億円の黒字)。LINEペイのマーケティング費用や人件費が膨らんだ。LINEペイなどの金融や人工知能(AI)などを含む「戦略事業」の営業損益は149億円の赤字だった。
▼LINE 赤字103億円に スマホ決済20%還元キャンペーンで | NHKニュース
会社は、キャンペーンによってスマホ決済の利用者は大幅に増えているとしていて、今後も積極的に続ける方針です。