「LINE」、SNS参入の理由 フェイスブック追撃へという記事の中で「LINE」のタイムライン機能は非ネット系ユーザがアクティブであることが語られています。
これまでのLINEは「無料通話」というオマケが付いた個人間、あるいはグループ内の「メッセンジャーツール」。ツイッターやフェイスブックといったSNS(交流サイト)とは一線を画する方針で急成長を遂げたが、今回の更新でそうしたSNSの土俵に初めて踏み込んだ。
「LINE」でのトークはただでさえ表に見えないものですが、ユーザが増えることで「使われているんだ」ということは実感できます。
しかし、そこから公開範囲が限定される「タイムライン」機能になると、使われているのかどうか、さっぱり分かりません。
ぼくの観測範囲になりますが、実は非ネット系ユーザの方が、タイムラインを使っているのではないか、と思っていましたが、この記事で裏付けられたようです。
そもそも、タイムラインがリリースされた直後は、ぼくの周り、つまりネット系ユーザの間ではあまり評判が芳しくありませんでした。既にあるTwitterやFacebookと比較してしまうのだと思います。
しかし程なくして、非ネット系ユーザの友人のタイムラインに、コメントやスタンプが大量についているのを発見します。確認してみると「FacebookからLINEに移ってきた人もいる」とのことで、確かに「LINE」でアクティブに活動を開始した人たちがいるようでした。
その人たちが、非ネット系ユーザです。
記事では、舛田さんのコメントが紹介されています。
そう話すと、舛田はツイッターから拾ったいくつかのつぶやきを根拠として示した。「小学4年生がLINEのタイムラインを操っている」「お母さんがLINEのタイムラインつことるw」……。加えて、10歳代女子や若い主婦が集まるサイバーエージェントのネット版プリクラ帳アプリ「Candy」内のアンケートも示した。
アンケートでは「たまに使う」で約2,600票で最も多かったそうです。
表からは見えませんが、やはり、非ネット系ユーザからタイムラインが浸透しつつあるのかな、と思います。
そもそもの無料通話、メッセンジャー機能の時もそうでしたし、今回のタイムラインもそうですが、ネット系ユーザにとっては「既にある機能の代替」としか映りません。つまり「LINEでなくとも良い」ということになる訳です。
結果「LINE」の成長が、舛田さん曰く「非IT系からIT系へ。LINE自体がそうだったように、この普及の順番はLINEの法則なのかもしれません」となっていくようです。
初心者層と上級者層。ネット上で水と油の層は、家族、先輩後輩、店員と客、といったリアルの関係性によって徐々に交わっていく。お互いの電話帳に載るようなリアルの関係性のみをベースとしたLINEだからこそ、その交わりは加速する。上級者層がメッセンジャーとして親しい人との連絡にLINEを活用し始めたように、いずれSNSとしても活用してくれるだろうと舛田は踏む。
下から上への「LINEが狙う下克上戦略」だと。
「LINE」のタイムラインの活用などは、もう少し色々な人に話を聞いてみたいところです。
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カテゴリ: ソーシャルネットワーキング
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