3月某日、ネットでも”痛風鍋”として話題になる、白子とあん肝が溢れ出しそうな鍋が食べられる「豊田屋(平井)」に行ってきました。地元の人に愛される大衆居酒屋で、お店の人のクールな対応もたまりませんでした。もちろん鍋の味は最高、コストパフォーマンスも最高です。ただし‥‥
「豊田屋(平井)」に行って白子とあん肝の鍋を食べた!
残念ながら白子やあん肝の鍋は4月一杯まで。もちろん予約は3月の時点で満席。この記事を読んで食べたくなった方は、ぜひ次の冬をお楽しみに!
店構えは完全に大衆酒場。というか、看板にもしっかりと大衆酒場と書かれています。白子鍋、あんこう鍋が名物なのですね。
立て看板にも白子鍋とあんこう鍋がアピールされています。
店内の様子。カウンター席が10席くらいでしょうか。テーブル席は4人がけが5つくらいかな。店の奥には小上がりがあり、小机が置いてありました。
驚いたことに店の半分は女性客なのです。しかも、誰かに連れてきてもらったのではなく、女性のみのグループ。こういう店にも若い女性が進出してくるとは、ネット恐るべし、です。日によってはほとんどが女性客の日もあるそうです。ただ、こうした光景も4月までだと思います。
卓上には鍋用のガスコンロ。後から火を着けに来たお兄さんが「あ、漏れてた」とつぶやいたのは聞き逃しませんでしたよ。
生ビールで乾杯!
席は狭いです。姿勢は直立不動でテーブルに対して半身。そんな苦行を楽しめない方にはオススメできません。もちろん、ぼくは楽しいです。
とりあえず鍋にいく前に、いくつか肴も食べてみました。ホタルイカとゆで卵。居酒屋のメニューで、ゆで卵って初めて見た気がします。
これはカルビ的な肉です。家で食べるみたいな雰囲気が最高です。このまま白いご飯にかけたくなります。
レバー。こういうのが下町の酒場ではいいですなぁ。
お待ちかねの鍋! あん肝とあんこうです。つまりは、あんこう鍋ですね。当初はあん肝だけにしようと思っていたのですが(あん肝ダブル)、身も入ってた方が出汁が出て美味しいよと、美味しいのだったら素直に従います(あん肝1、あんこう1)。
ああ、気をつけて! あん肝がこぼれちゃう!
鍋は店のおいさんとおねいさんがみてくださいますので、基本的には火を入れたらじっくりと待ちます。
はー、あん肝だけじゃなく、あんこうも入れて貰って正解だったわー。
いやはや、それにしてもこれだけの量のあん肝を食べる機会はなかなかないですから。それだけでも幸せですから。
ネクスト!
ご覧、白子と牡蠣だよ。
白子はふわっふわ、牡蠣はぷりっぷりだよー!
あん肝に白子をこれだけ食べたら一人くらい痛風を発症する可能性もあったかもしれませんが、幸いなことに現時点までそのような報告は受けていません。
ぐつぐつ。
いいね!
何がいいって、もちろん料理も美味しいのですけど、大衆居酒屋特有のつっけんどんな感じっていうんですかね、店に入って席に座った瞬間に大事にされない感じというか、お店の全てがいいです。
店の看板にもなっていた「浅草無双」という日本酒も頂きます。
これも飲みやすくて美味かったな。250円。せんべろだ。
せっかくなので肉的な鍋も! 鴨シングル。
「豊田屋」だと白子やあん肝という印象の方もいるかと思いますが、肉の鍋だって美味い。こちらは夏でも食べられます。
日本酒で鍋。
しかし、これで終わらない。
豚&牛も〜!
一人一杯ずつくらいは鍋を食べた計算になるのですが、余裕でした。
肉の鍋もとても美味しかったので、次回は5月に予約させて頂きました。
商売繁盛は悪いことではないと思うのですが、昔からの馴染みの地元の常連さんが入れなくなってしまい、お店の方も少し思案しているようでした。もしかしたら来冬は一見さんとか、冬にしか来ないお客さんの予約は受け付けなくなってる‥‥可能性はゼロではないかもしれません。このあたりは地元に根ざしてきたお店の共通の悩みなのでしょうね。
美味しかったので、また再訪します。ごちそうさま!!!!!
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「豊田屋(平井)」の住所・地図
住所:東京都江戸川区平井6-15-23