長崎空港のある大村市の名物を調べたところ「大村寿司」という寿司があることを知りました。スーパーマーケットに売っているのかなと思ったのですが、滞在中に入手できませんでした。そこで帰りの空港です。長崎空港で、ばっちり「大村寿司」を購入することができました。
「大村寿司」とは
「大村寿司」というのは、室町時代に起源を持つ大村市の郷土料理なのだそうです。農林水産省では、次のように説明されています。
室町時代、戦に敗れ領地を奪われた大村純伊(おおむらすみこれ)が、反攻して領地を奪還し帰還した際に、領民らがそれを祝うために押し寿司を作り供したのが起源とされている。
なぜ押し寿司だったのかというと、大勢の兵に食べてもらうための食器が足らなかったため。
領民らは浅い木箱(もろぶた)に大量の炊きたての米飯を広げて、具を二重に乗せた押し寿司を急ごしらえし、兵士らはそれを脇差しで四角に切りながら食べたのだという。
四角い容器や四角くカットされているのには、こういう理由があるのですね。地元では「勝ち戦の祝いの寿司=大村寿司」となり、お祝い事に欠かせない料理となっているそうです。
「大村寿司」を食べてみた
今回、長崎空港で購入したのは「元祖大村角ずしやまと」の「角ずし」です。
「大村寿司」の商品として、最初に「やまと」が販売したのが「角ずし」という商標登録の商品なのだそうです。
ちょうどランチタイムをまたぐフライトだったので、機内でランチ代わりに食べることができました。
こちら価格は1,080円です。今どきの空弁として考えると意外にリーズナブル? 長崎帰りの機内食代わりにもぴったりでした。
フタを開けると、菜の花畑のような錦糸卵が目に入ります。フタにぴったりつかないようにシートが挟まっています。
シートを外すと、錦糸卵のイエローも、より色鮮やかに。さすがお祝いのときに食べるお寿司です。
四角くカットされているので、機内でも箸で食べやすくなっています。甘めのご飯に、かんぴょうやしいたけといった具材の食感も楽しく、そして玉子たっぷりがとても美味しいです。具材が酢飯の間にも挟まれた二層になっているのも、大村寿司の特徴だそう。
急ごしらえの押し寿司がルーツということもあり、すぐに入手できる具材だったのだと思いますが、それが素朴で美味しく、帰りの飛行機でしみじみと長崎を振り返るのに良い感じなのです。
5カットなのですが、少ないどころかなかなかの食べごたえでした。ご飯みっちり。かなり満腹になりましたよ。
ごちそうさま!!!!!
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