福島県商工会連合会のお招きによる「郡山・福島ブロガーツアー2013秋」。郡山にある酒蔵、金寳酒蔵「仁井田本家」を訪問しました。創業は江戸中期の1711年、創業302年の歴史ある酒蔵です。
「仁井田本家」の酒造りの特徴は、農薬や化学肥料を使わない自然米で、純米酒を作っているところだそうです。
創業300年を機に、それまではアルコール添加の日本酒も作っていたのですが、全量自然米による純米酒に切り替えたのだそうです。
地元、郡山金沢の田60町歩全てを、自然田にするのが目標だそうです。現在は、県内では6グループ、県外では2グループと契約し、米を作って貰っているとのことでした。
米だけでなく、水にもこだわっています。仕込み水は自社山・自社田の井戸水、湧き水を使っているそうです。
白衣に着替え、帽子を被り、酒蔵見学をさせて頂きました。これまで何度となく酒蔵は訪れていますが、実際に作業している様子が見られるのはなかなか珍しいです。
酛場や麹室なども見学させて頂いたのですが、麹が料理人、酵母が仕事人、といった説明が分かりやすかったです。
何度も酒蔵見学はしたことがあったのですが、実際の酒造りを目にすると、やはりワクワク度が違います!
山廃酛を作る室温5〜6度の酛場、仕込みによって麹による糖化と酵母による発酵が起こり、ぷくぷくと泡立っているところを目の当たりにすると、ああ、日本酒って生きているんだ、と実感しました。
蔵の見学の後は、お楽しみの試飲タイムです! 全量自然米の純米酒、どんな味がするのか楽しみです。
まずは代々の蔵元が名前で受け継ぐ一文字「穏」を関した特別純米酒です。
キリッとした辛口で、冷酒が美味いとのことでしたが、燗酒にしてみたいと思いました。ぬる燗で。
続いて純米吟醸の自然酒です。四段仕込みが特徴で、トロミと甘味が特徴と聞いていたのですが、そのものズバリの味わいでした。
飲み口がワインのようで、普段はあまり日本酒を飲まないという参加したブロガーに好評でした。
個人的には、辛口の方が口に合いましたが、どちらの日本酒も雑味がなく、クイクイ飲めてしまう良いお酒だと思いました!
元は庄屋だそうで、建物も超立派です!
純米酒に絞り、しかも全て自然米にし、さらには目の届く地元での米作りを目指すなど、日本酒作りの姿勢にとても共感できる酒蔵でした。
浦和あたりの居酒屋ではまだ見かけたことがないのですが「金寳酒蔵 仁井田本家」を覚えておきたいと思います。
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