大阪府が、大阪産の「マツタケ」を、絶滅の危機に晒されているとしてレッドリスト改訂版で「絶滅危惧種」に分類したそうです。「マツタケ」が絶滅危惧種!? 大阪産マツタケ、絶滅の危機 府が危惧種に分類という記事です。
リストは2000年の府レッドデータブックを改訂し、菌類を対象に追加して今年3月に発行された。マツタケは近年発生量が激減。専門家らの評価で「府内で絶滅の危険が増大している種」を意味する「絶滅危惧Ⅱ類」とされた。
あくまでも、大阪府のレッドリストということで、大阪府内での話です。とはいえ、与謝野晶子が幼いころ「取っても取ってもある」とマツタケ狩りをしたそうなので、寂しい話には違いありません。
「マツタケ」が減少している理由は「共生相手となるアカマツの松枯れや、山を手入れする人が減った」が挙げられています。昔は薪や落ち葉を集めることで、土が剥き出しになって、それが「マツタケ」に良かったそうですが、今はそういうことをする人もいなくなりましたからねぇ。
今はマツタケ狩りの客に「予約していただいても、できないこともあります」と伝えている。「そこらじゅうに生えてた光景が頭に残ってる。今年こそ、と思って山に行くけどやっぱりあきまへん」
「マツタケ」が特産品の町でも、今では「マツタケ」が採れなくなっているそうです。山を手入れすれば復活するのでしょうか。
昨年の秋に国産の「マツタケ」を食す機会があったのですが、あれは本当に美味いものでした。香りマツタケ味シメジ、なんて言いますけど、本当に美味い「マツタケ」は味も「マツタケ」だと思いました。