日本で最後となる「すかいらーく」川口新郷店が10月29日に閉店すると知り、これはお別れをしてこないといけないと思い駆けつけてきました!
「SINCE 1970」とあるように「すかいらーく」は39年の歴史に幕を閉じようとしています。ぼくは1972年なので、ほぼ同い年といっても良いでしょう。
もう、この眠そうなひばりのいる「すかいらーく」は、日本でここだけなのです!
店の外には「長年のご愛顧ありがとうございます」というノボリがたくさん立ち「すかいらーく」も別れまでの時を惜しむかのようです。
「すかいらーく」といえば、ファミリーレストランの代名詞でした。子どもの頃は外食なんてほとんどしたことがなくて、父親の給料日に食事に行くレストラン「すかいらーく」がごちそうでした。
きっと、同世代の人は「すかいらーくでファミリーレストランを知った」という人は少なくないのではないかと思います。
しかしいつしか「すかいらーく」を始めとする、ファミリーレストランには、とんと足を運ばなくなってしまっていたのですよね‥‥時代の移り変わり、なのでしょうか。
日本で最後の「すかいらーく」となった川口新郷店は、うちから10kmほどのところにあるので、せっかくなので子どもの頃を思い出しながら、最後のお別れに行ってきました。
懐かしい雰囲気の店内。
レジの奥には、店長、スタッフからのメッセージが掲げられています。
すぐに次のお店「おはしガスト」がオープンするようなので、スタッフの人たちにとってはゆっくり別れを惜しんでいる時間もあまりないでしょうか。
あの頃とは変わっているのだろうけれど、変わっていないような気がするメニューの数々です。
最後に注文すると心に決めていたのは「ミックスフライセット」です。「いろいろなフライが楽しめるから」と父親に言われるがままに食べていたあの頃。
メニューを見ると「ミックスフライプレート」となっていました。
あの頃は「プレート」なんてお洒落な言い方はなかったので、昭和か平成のどこかで呼び名が変わったのですね。それに、唐揚げじゃなくてホタテのフライとかだったような気もする。
「タルタルソースうっめ!!」と感動したのも「すかいらーく」の「ミックスフライセット」でしたね。あの頃はタルタルソースだけでご飯が3杯は食べられました。
思い出に浸っていたら料理が続々と届きました。
JINANの分。
細君の分。
そして思い出の、あの思い出のミックスフライセット! という名で知られた「ミックスフライプレート」です。
エビフライを口に頬張って驚きました。味、変わってない!
子どもの頃の思い出にあるままの味が、いま、口の中に!
タルタルソースも味は変わりましたが、クリームコロッケにぴったり。洋食というものがあるということを教えてくれたのも、もしかするとファミリーレストランだったのかもしれません。
ペロリと完食です。
明日が最終日となる「すかいらーく」ですので、今日はお昼時から行列ができています。ゆっくり別れを惜しむのは難しいので、すぐに「すかいらーく」を後にしました。
家族とのすてきな思い出をありがとう「すかいらーく」!!!
明日、10月29日が日本で最後の「すかいらーく」川口新郷店が閉店する日です。最終日は21時ラストオーダー、22時閉店となっています。
夜の営業は混雑することが予想されますので、お別れを言いに行きたい人はお早めに!
レジでお会計を済ませると、店員さんが「またお越しください」と。でも、それを言おうとした店員さんも、いつものセリフなんだけど、果たしてそれを言って良いかどうか、と躊躇しているのが伝わってきて、少し切なくなりました。
ファミリーレストランの一つの歴史が幕を閉じようとしています。ありがとう&おつかれさま&ごちそうさま!