生食用牛肉の表面加熱処理義務化…10月からということでニュースになっておりましたが、どうやら牛のユッケや牛刺しが食べられなくなるようです。
「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件を受けて策定が決まった生食用牛肉の罰則付き新基準について、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会分科会は31日、肉の表面を加熱処理することを柱とする同省案を了承した。
「牛の枝肉から切り出したブロック肉の表面を速やかに加熱処理して殺菌することを義務付ける」というもので、9月中に食品衛生法に基づく新基準が告示され、10月1日から施行されるということです。
一般の飲食店は原則、生食用として流通している牛肉以外は、ユッケや牛刺しとして提供できなくなる。違反すると、営業停止などの処分対象となる。
集団食中毒事件で亡くなっている人もいることから、やむを得ず、というところなのでしょうか。個人的には牛刺しも大好きですが。
表面加熱、牛刺し・タタキも対象 新基準10月1日施行によると「ユッケだけでなく、牛刺しや牛タタキ、生の牛肉を使うタルタルステーキも対象」ということですが、タタキもダメなんですか。
厚労省によると、牛タタキはもともと表面が加熱されているが、食中毒の原因となった事例があるため新基準に沿って処理された牛肉を使用することを求める。
なるほど‥‥。
追記:
生食用牛肉:新基準来月施行 ユッケが高級食になる可能性によると、
新基準は生肉を提供する加工業者に対し、表面から深さ1センチ以上の部分を60度で2分以上加熱殺菌するよう義務付けた。同社の広報担当者は「加熱した所は切り落とすため、提供できる生肉が減ってしまう。加熱処理などの手間も掛かり、仕入れコストが3~4倍に上がる可能性もある。それでも提供できるか検討したい」と話す。
ということで、お店として提供は可能なものの、コストが上がり値上がり、実質的に提供できなくなる店を出てくる可能性があるようです。
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新基準では腸管出血性大腸菌O(オー)111やO157などを殺菌するため、牛生肉の表面から1センチ以上の深さを2分間以上60度で加熱することを義務付ける。違反業者には販売を禁じたり、2年以下の懲役または200万円以下の罰金を科したりすることができるようになる。