【味の素】使い込んだフライパンでも綺麗に焼けるギョーザの調理・検証結果を発表

Ajinomoto gyoza

味の素が2023年5月に、SNSの「冷凍餃子がフライパンに張り付いてしまう」という投稿に対して「フライパンを提供いただき、研究・開発に活用したい」とリプライ。

その後、使い込まれたフライパンを用いた調理・検証を改めて行った結果を報告するプレスリリースを出していました。

味の素が冷凍餃子が張り付くフライパンを検証

「冷凍餃子のフライパン張り付きに関する検証結果」として、味の素は以下のように発表しています。

冷凍餃子がうまく調理ができない要因には、フライパンの材質・状態、調理する個数、火加減、蒸し時間、フタのサイズなど様々あります。中でも、長年使い込んだフライパンはコーティングの剥がれや細かい傷などが生じており、冷凍餃子だけでなく、他の食材も同様に張り付く可能性が高いと想定されます。フライパンには寿命があり、買い替えをご検討いただく必要があるという前提の上で、張り付きのさらなる改善に向け、複数の検証を行いました。この結果、コーティングが剥がれたフライパンで調理をする場合は「大さじ1程度の油をひく」または「弱火で10分蒸し焼きする」のいずれかで張り付きが改善できることを確認しました。

もともと焦げ付きやすいフライパンを使用する際は、少量の油をひくというのが公式の焼き方なのですが、それが「大さじ1程度の油をひく」という具体的な量が検証されたということですね。

もしくは「弱火で10分蒸し焼きする」という方法もあります。

冷凍餃子を良くしたいという、味の素の執念が凄いです。ブランド価値の向上にも寄与する取り組みです。ここまでしているのなら、と、冷凍餃子では味の素を手に取りたくなるのは間違いありません。

味の素は引き続き検証

味の素はこの検証結果を受け、同様の事象が起きてしまうフライパンを募り、引き続き、最適な調理条件を研究していくことにしたそうです。

味の素の冷凍餃子が張り付いてしまうフライパンを持っている人への協力も呼びかけています。

冷凍餃子が張り付いてしまうフライパンの提供について

※受付は終了したそうです。

受付対象:パッケージ裏面の焼き方通りに調理しても、弊社の冷凍餃子が張り付いてしまうフライパン
※材質・規格は問いません。

受付期間:2023年6月30日到着分まで
※状況に応じて、受付期間を変更する場合がございます。

対象地域:日本国内

注意:フライパンは返却いたしませんので、予めご了承ください。

「フライパンをご提供いただいた方には、2023年7月中旬以降に冷凍餃子詰め合わせを、伝票に記載のご住所宛てにお贈りいたします」ということで、これは日本全国から焦げ付くフライパンが集まりそうです。

でも、焦げ付くフライパンを用意するのは簡単ではないでしょうし、大量の検証をするためには最適かもしれませんね。

プレスリリース