感情を揺り動かすモバイルオーダー「トレタO/X」を体験してきたよ

トレタO/X result

友人のひとし社長が「トレタO/X」のパブリック版リリースにあたり熱いnoteを書いていたので気になり(呑む口実)、赤羽にある「炭火焼鳥 塚田農場」で実際に体験してきました。「塚田農場」は、トレタのモバイルオーダーサービス「トレタO/X」の採用店舗なのですよね。

ちなみにパブリック版は「1店舗からでも気軽に導入できるサービスに生まれ変わった」という位置づけだそうです。

※先に「炭火焼鳥 塚田農場」ここはカフェ!?炭火焼鳥に特化したオシャレでインスタ映えする塚田の焼鳥業態(赤羽)を読んでおいて貰えると良いかもしれません。

「トレタO/X」体験した感想

モバイルオーダーの「トレタO/X」を体験した感想です。着席するとQRコードを書いた紙がテーブルに置かれ、それを撮影すると注文するウェブサイトが開く仕組みです。

トレタO/X result

洗練されたデザインで、とても分かりやすいメニューです。これ、普通にウェブサイトなんですよね。動画が流れてシズル感を演出するのは、紙のメニューには絶対に不可能なことです。

普段からスマートフォンを触っているような人なら、操作は難しくないと思います。もちろんスマートフォンを持っていない人もいるので、この「炭火焼鳥 塚田農場」ではタブレットを貸してくれると言ってました。老眼の人はスマートフォンよりもタブレットのほうが見やすくて良いかも?

トレタO/X result

「○○に合う○○」というのは、店員さんに質問したいことだと思いますが、人手不足と言われる飲食業界で、そういうことをスラスラと回答できる人を育成していくのは困難な面もあると思います。そうしたレコメンドの部分を担ってくれるのも、この「トレタO/X」なのでしょう。

なるほどなぁ、と。モバイルオーダーというと注文する行為を代替するシステムであり、そこに有機的な感覚、感情を揺り動かす“何か”というのは不要だと思っていたのですが「トレタO/X」はあえてそこに手を突っ込んでいる気がしました。

ひとし社長はnoteで「コスト削減をゴールにしない」とも書いているのですが、まさにそこですね。人件費の削減が目標ではない、と。

オーダー部分をスマホに任せることができる代わりに、フロアに立つスタッフはむしろ少数精鋭となり、これまで神経を尖らせていたオーダーとは違う部分で能力を発揮することができるようになるのではないかと、まさに「炭火焼鳥 塚田農場」のスタッフさんを見ても強く実感した部分でした。

トレタO/X result

一方で、やっぱり紙のメニューをバーッと開いて選びたいという昭和脳もあるわけです。でも、今後はモバイルオーダーが当たり前の世界になっていく気もします。

大手ビールメーカーのビールの味も次々に代わり、これは個人的な感覚ですが、やはり若者にフォーカスしていると思うんですよ。つまり、モバイルオーダーを使いこなすとか、自分も変わっていく必要があるのかな、と。「トレタO/X」を使ってみて、自分も柔軟でありたいと思いました。

余談ですが、モバイルオーダーは席数の多い店だけでメリットがありそうですが、そうでもないんです。ぼくの地元の個人経営の小さな焼鳥屋はコロナ期間中にモバイルオーダーを導入し、今では完全にワンオペ営業をしています。

お客さんは年配の人も少なくないんですけど、モバイルオーダーだけしかないとなると、みんな適応していくんですよね。人件費はかからないし、1人で自由に営業できるしで、小さな酒場でもそういう変革は可能なのだな、と思った事例でした。

とか考えると「トレタO/X」に限らず、モバイルオーダーはどんどん導入が進んでもおかしくないよなぁ、とやっぱり思うんですよね。

ひとし社長のデジタルの力を全ての飲食店に 〜トレタO/X (パブリック版) が公開されましたもぜひどうぞ。