俳優の安岡力也が、2012年4月8日に心不全で都内の病院で亡くなりました。65歳でした。
安岡力也さん死去…難病、がんと闘い抜きという記事で伝えられています。
映画「不良番長」シリーズや「ホタテマン」のキャラクターなど幅広く活躍した俳優で歌手の安岡力也さんが8日午前6時1分、心不全のため都内の病院で死去した。65歳。
ギラン・バレー症候群で闘病していたことは知っていたのですが、肝細胞がんと肝硬変で、長男から生体肝移植を受けていたのですね。2011年12月に、がんの転移も見つかっていたそうです。
係者によると、肝臓疾患を抱えていた力也さんは、2010年に肝細胞がんと肝硬変を発症。力斗氏から肝臓の一部を移植する生体肝移植を受けた。肝臓病は完治したものの、持病のギラン・バレー症候群が悪化し、その後長期入院していた。昨年12月にはがんの転移が見つかり、余命1年の宣告を受けていた。
本人は復活を期し、2012年2月には「閻魔様にも断られちまった!」というブログを開設していました。
最後の記事は「隠してた訳じゃねぇが、」というタイトルで、ハワイに娘と孫がいることを明かしています。
俺にはな、ハワイに娘がいるんだ。
前の女房との子供でな、孫も生んでくれた
これがなぁ、俺と同じ名前で「力也」って言うんだ
ガタイもでかくてよぉ、俺がハワイの家に行くと飛び回って家具が倒れてきそうで危ねぇー
長く闘病を続けてきましたが、最後に「俺負けたな…」と弱音を吐いたのだそうです。
心よりご冥福をお祈りいたします。
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容体が急変したのは6日午後だった。血圧が急低下し、駆けつけた息子に「俺、負けたよなぁ」と弱音を吐いた。「ゴッドファーザーですよ」と力斗さんが返したのが、親子最後の会話となった。力也さんが離婚後、2人きりで生活してきた力斗さんは最期をみとることはできなかったそうだが、親族が立ち会い、力也さんは安らかに息を引き取ったという。
▼安岡力也さん死去…悪役で存在感、ホタテマンも : ニュース : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
1964年、映画「自動車泥棒」に出演。66年には、グループ・サウンズ「シャープ・ホークス」のボーカルとして、「ついておいで」でデビューした。その後も映画「不良番長」シリーズ、「タンポポ」「ブラック・レイン」など数々の作品に出演。
▼父マフィア、銃撃見て育つ…安岡さん人生 – 芸能ニュース : nikkansports.com
イタリアのジェノバで生まれた。父親はマフィアの有力者で、銃撃などを何度も見て育ったという。6歳の時に父が死亡して帰国。高校時代は4000人を率いる総番長だった。「校内暴力をする人間は陰湿で弱い人間。先生を殴るなんてもってのほか。俺は番長としかケンカしなかった」。
▼アッコ「ショック」力也さん死去前日に見舞い – MSN産経ニュース
関係者から危篤の連絡を受け、7日午後5時ごろに病院を訪れた。「おい力也、どうしたんだ」と声をかけると、力也さんは目を開き握手を求めるようなしぐさをしたという。「そんなに焦らなくても大丈夫だよ。明日また来るね」と告げて病院を後に。その半日後の訃報に「実はショックで…」と声を詰まらせた。
▼力也さん長男気丈に「ボスであり神のよう」 | 日テレNEWS24
最後まで涙はこぼさず、気丈に「今はお父さんが近くにいるのを感じて、すごく心強い。お別れじゃないですから。生まれ変わっても親子でいよう、もう1回親子をやろう、そう伝えます」と笑顔を作りながら、「世界一ですよ!僕にとって、なによりもスーパーヒーローだし、尊敬できる人だし、ボスであり神のよう。世界一のお父さんでした。素晴らしい父でした。今も目標に思っています」と万感の思いで語った。