作家の安部譲二氏が、2019年9月2日に急性肺炎で死去していたことが明らかになりました。自宅療養中だったということです。82歳でした。公式サイトで発表されています。
かねてより自宅療養中でありました安部譲二は、急性肺炎により令和元年九月二日永眠いたしました。
生前は多くの方々に安部譲二とその作品を愛していただき、心より感謝申し上げます。
安部譲二氏というと、ちょっとミニラのような風貌で、ガハハと笑っているイメージなのですが「自宅でもサポートして下さる在宅医療の方々を常に笑わせ、明るく前向きな安部譲二ワールドを展開して」いたそうです。
本人の意向により、葬儀・告別式は親族のみで既に執り行っているということです。
刑務所での自身の収監体験を描いた自伝的小説「塀の中の懲りない面々」や「塀の中のプレイ・ボール」がヒットしました。
公式サイトのエッセイを読んだところ「楽隠居を決め込んで、とうに世間からフェードアウトした俺」と書かれていたので、テレビなどには出演しなくなりましたが、悠々自適な生活を送られていたのかもしれませんね。
あんぽんたん日記というエッセイも全部で300回近くあり、読み始めたら面白くて止まらなくなってしまいました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
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▼作家の安部譲二さん死去=「塀の中の懲りない面々」など、82歳:時事ドットコム
1986年のデビュー作「塀の中の懲りない面々」は翌年映画化されたほか、2005年には原作を担当した漫画「RAINBOW-二舎六房の七人-」が小学館漫画賞を受賞した。
▼作家の安部譲二さん死去 「塀の中の懲りない面々」:朝日新聞デジタル
東京都出身。中学時代に暴力団に加わり、その後は客室乗務員、ばくち打ち、用心棒、キックボクシングの解説者などを経験した。