「ビルマの竪琴」の市川崑監督が死去という記事より。
「ビルマの竪琴」「東京オリンピック」など多くの名作を生んだ映画監督で文化功労者の市川崑(いちかわ・こん)さんが13日午前1時55分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。
市川崑監督が92歳で亡くなりました。
市川崑 – Wikipediaを見ると、ぼくが知っている作品は「犬神家の一族」「悪魔の手毬唄」「獄門島」などでしょうか。そもそもテレビCMからして恐かったのを覚えています。
1982年 紫綬褒章
1988年 勲四等旭日小綬章
1994年 文化功労者選出
2006年には30年前に自身が監督した「犬神家の一族」を、当時と同じ脚本でリメイクしたことで話題にもなりました。
市川崑監督逝く“煙草を愛し銀幕を愛し”日本を撮り続けた巨匠によれば大変な愛煙家で知られ「歯と歯の間にはさめば手を使わないでも吸えると、抜歯したほどだった」というすごいエピソードもありました。
しかし「あと1、2本は映画を撮りたいから」と4年前から禁煙していたということです。
心よりご冥福をお祈りいたします。
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京都でアニメーターを務めた後、1948年に「花ひらく」で監督デビュー。戦争が引き起こす悲劇を描いた56年の名作「ビルマの竪琴」は、ベネチア国際映画祭でサン・ジョルジョ賞を受賞。米アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされ話題を集めた。
最後の撮影作品は、自身が30年前に手掛けて大ヒットしたものと同じ脚本でリメークした「犬神家の一族」。
「映画は所詮(しょせん)、光と影だと思います。光と影がドラマなのです。その光と影は、尽き果てることのない永遠のものだと思います」
幼少の頃に、俳優で父の佐田啓二さんを亡くした中井にとって「父親であり、師匠。親と一緒でいてくださるのが当たり前だと思っていました。常に冗談を言い合う関係でした」。
公式会見で、日本の報道陣から市川監督の死去についてコメントを求められた山田洋次監督(76)は「ついさっき聞いたばかり。とても大きなショックです。考えをまとめたいので、今は何も言うことはできません」と、うつむくばかりだった。
市川さんは芸術家ぶらずに、職人としての映画づくりをした素晴らしい監督でした。それだけに、非常に残念です。