「アイスフィールド・パークウェイ(国道93号線)」の観光スポットです。
「アイスフィールド・パークウェイ」の中で最も標高が高いところに位置するボウ峠(Bow Summit)の展望台から見える湖が「ピート湖(Peyto Lake)」です。ジャスパー国立公園、バンフ国立公園にある湖は青系の湖が多いのですが、特に青で印象深い湖の一つが、この「ピート湖(Peyto Lake)」です。
鮮やかな空色の「ピート湖(Peyto Lake)」
ジャスパー国立公園から「アイスフィールド・パークウェイ」を南下してきて、いくつも青くて印象深い湖には出会うのですが、特に最初にその色に衝撃を受けるのが「ピート湖(Peyto Lake)ではないかと思います。
標高2,135mのところにあるボウ峠(Bow Summit)の天文台から、1分ほど道を歩くと眼前に空色の湖が現れます。
あまりの空色っぷりに、思わず「えええーっ!?」と大きな声を上げてしまいました。小学生の頃、空の色を塗るために青と白の絵の具で作った空色、まさにあの空色だったのです。
Photoshopで加工しているのではなく、本当にこんなに鮮やかな空色をしているのです。これがいきなり目の前に現れたら、本当に驚きますよ。驚愕です。
湖の端から端まで空色です。
「こんな色の湖が存在していていいのか?」と誰しもが思うかもしれませんが、この空色は現実なのです。
左手の奥に氷河があり、そこで解けた水がダイレクトに「ピート湖(Peyto Lake)」に流れ込んでおり、そのために鮮やかな青色である空色が出ているのだそうです。
氷河は岩を削るので、少しずつ砂の部分も増えているようです。
この鮮やかな空色は、空の色が反射しているのかと思いきや、そうではないのです。
氷河から解け出した水の湖はなぜ青い?
「ピート湖(Peyto Lake)」では、こんな案内板がありました。つまり、移動する氷河が岩山を削り、その粒子が湖に流れ込み、青い光だけを反射し、それで湖が青く見えるという訳です。
「ピート湖(Peyto Lake)」名前の由来は?
日本では「ペイト湖」と紹介しているガイドブックもあるようですが、正しくは「ピート湖」です。
かつて山岳ガイドのビル・ピートという人物がおり、人嫌いだったピートは、一人でよくこの湖を訪れていたのだそうです。そこから「ピート湖(Peyto Lake)」と呼ばれるようになりました。発音は「Pee-toe」です。
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今回のカナダ・アルバータ州のブログ取材について
アルバータ州観光公社から取材の依頼を頂き、カナダ・アルバータ州をブログ取材します。2011年夏、2014年冬に続く3度目のカナダ取材です。
過去のカナダ・アルバータ旅の記事
▼カナダ・アルバータ州・バンフのブログ旅まとめ(ロッキー山脈とスキーと犬ぞりとアルバータ牛と) #冬のカナディアンロッキー
▼【ネタフル・カナダ支局】カナダ・アルバータ州ブログ旅まとめ(恐竜と先住民とスタンピードと)