カナディアンロッキーには並行して走る国道93号線、通称「アイスフィールド・パークウェイ」と呼ばれる道路があります。ジャスパーからレイクルイーズを結ぶ約230kmの道のりですが、この沿線は氷河を始めとして、大変見どころ満載な地域となっています。丸一日かけて観光スポットを巡りまくったので、ご紹介していきたいと思います!
「アイスフィールド・パークウェイ(国道93号線)」とは?
「アイスフィールド・パークウェイ」はカナディアンロッキーのジャスパーとレイクルイーズを結ぶ国道93号線の別名で、沿線にはたくさんの見どころポイントがあります。距離は約230kmで、制限時速は90kmですが、絶景が続くので夏は渋滞することもあるそうです。 「アイスフィールド・パークウェイ(国道93号線)」は1929年の大恐慌に対応するため、失業対策としてカナダ版ニューディール政策として行われました。開通したのは1940年、スイスの20倍の景色が楽しめる道路というキャッチコピーだったそうです。 なお「アイスフィールド・パークウェイ(国道93号線)」の中ではジャスパーが最も標高の低いエリアで、最も標高が高いのはボウ峠の2,069mとなります。 入口には料金所があります。ここがジャスパーの「アイスフィールド・パークウェイ」の起点です。 入口には、道路コンディションを示す看板もあります。冬になると通行止めになることもあるのですね。
「アイスフィールド・パークウェイ」は大自然の中を走る
地図で「アイスフィールド・パークウェイ」を確認してみます。
こんな感じで、ジャスパーからレイクルイーズを結んでいます。まさにカナディアンロッキーの間を走っていることが分かるでしょう。 大自然の中を走るので、日本では見ることのないような看板もあります。 熊注意。街中には熊が開けられないゴミ箱が設置されているなど、アルバータ州では熊は身近な(?)存在です。もちろん、道路にも熊が現れるそうです。今年はまだ道路沿いに熊のエサがないので現れていないようですが、見かけてもクルマから降りて近づいてはいけません。 ガソリンスタンドまでの距離を表示する看板もありますが、冬になると閉鎖されるガソリンスタンドがあるので、距離は掛け替えられるようになっているのだそうです。道中、もしガス欠になったらどうするのか? ヒッチハイクしてガソリンを購入しに行ったりするそうです。ちなみに「アイスフィールド・パークウェイ」の大部分では携帯電話はありませんので、もしクルマを運転する人は十分にガソリンの残量に気を付けてください。 季節柄か、非常に多くのキャンピングカーも走っていました。 紅葉を楽しむには9月は良い季節で、あちこちでポプラが黄色くなっています。「アイスフィールド・パークウェイ」で黄色く紅葉しているほとんどの木はポプラだそうです。赤く紅葉する木はありませんので、日本との違いを感じます。 クルマを走らせながら、車窓から紅葉を楽しむこともできます。 標高の高いところには、ポプラは生えていません。ポプラの紅葉が見られるのは、カナディアンロッキーの中でも標高が低めのところということになります。 カリブーがいることを知らせる看板です。 実際にカリブーが現れると、制限速度が記入されるそうです。
「アイスフィールド・パークウェイ」沿線の観光スポット一覧
丸一日かけて訪れた「アイスフィールド・パークウェイ」の沿線の観光スポット一覧を更新していく予定です。お楽しみに! ジャスパーからレイクルイーズに向けて、北から南下して訪れた観光スポットを追加しています。 ▼「エディス・キャベル山(Mount Edith Cavell)」 #アイスフィールド・パークウェイ #アルバータ秋旅 #カナダ ▼「ホースシュー・レイク(Horseshoe Lake)」 #アイスフィールド・パークウェイ #アルバータ秋旅 #カナダ ▼「アサバスカ滝(Athabasca Falls)」 #アイスフィールド・パークウェイ #アルバータ秋旅 #カナダ ▼「ドラゴンピーク(Dragon Peak)」 #アイスフィールド・パークウェイ #アルバータ秋旅 #カナダ #今回の旅に関するその他の記事は「カナダ」カテゴリをぜひご覧ください!
今回のカナダ・アルバータ州のブログ取材について
アルバータ州観光公社から取材の依頼を頂き、カナダ・アルバータ州をブログ取材します。2011年夏、2014年冬に続く3度目のカナダ取材です。
過去のカナダ・アルバータ旅の記事
▼カナダ・アルバータ州・バンフのブログ旅まとめ(ロッキー山脈とスキーと犬ぞりとアルバータ牛と) #冬のカナディアンロッキー ▼【ネタフル・カナダ支局】カナダ・アルバータ州ブログ旅まとめ(恐竜と先住民とスタンピードと)