「アイスフィールド・パークウェイ(国道93号線)」の観光スポットです。
「グレーシャー」とは氷河のこと。「コロンビア大氷原(Columbia Icefield)」で氷河ツアーを実施しているブリュースターが、その近くに新たに設置した、断崖絶壁から飛び出したガラスの橋の上を歩ける施設、それが「グレーシャー・スカイウォーク(Glacier Skywalk)」です。先のお断りしておくと、ぼくは高所恐怖症です。
「グレーシャー・スカイウォーク(Glacier Skywalk)」とは?
「グレーシャー・スカイウォーク(Glacier Skywalk)」は「コロンビア大氷原(Columbia Icefield)」よりも少し標高の低い渓谷に設置された新たなアトラクションで、断崖絶壁から飛び出したガラス製の橋の上を、ぐるりと歩けるという施設です。あくまでも吊るとことなく、断崖絶壁から飛び出しているのが特徴です。
行き方は「Columbia Icefield Discovery Centre」でチケットを購入し、シャトルバスで往復します。気を付けたいのは「グレーシャー・スカイウォーク(Glacier Skywalk)」には駐車場やトイレはありません。
「グレーシャー・スカイウォーク(Glacier Skywalk)」に近づく
シャトルバスで現地に到着したら、後は「グレーシャー・スカイウォーク(Glacier Skywalk)」に向かって歩いていきます。
少し離れたところに、崖から跳び出している「グレーシャー・スカイウォーク(Glacier Skywalk)」が見えてきます。
施設の案内が聞けるハンディタイプの装置があり、必要に応じて無料で借りることができます。日本語もあります。
徐々に「グレーシャー・スカイウォーク(Glacier Skywalk)」に近づいていきます。後は歩くだけです。
途中、カナディアンロッキーの自然や動物に関する解説があります。
このあたりの解説は、さらりと進んでも良いかもしれません。
非常に景色の良い渓谷ですが、足元は普通に崖です。
高所恐怖症とは言っても、足場がしっかりしているので、こういうところは怖くはありません。
さらに進んでいくと‥‥
もう少しで「グレーシャー・スカイウォーク(Glacier Skywalk)」に到着です。
非常に見晴らしが良く、こちらの足元も少しずつスースーしてくるのですが、なんでこんなところにこんなものを作ってしまったんだろう、なんて思いますねぇ。
あの角を曲がるのはあなた。
いえ、ぼくです。曲がります。
くるり。
恐怖の「グレーシャー・スカイウォーク(Glacier Skywalk)」体験‥‥
お‥‥おお‥‥‥‥。
雲が足元のガラスに反射してキレイです。みんな、臆することなくどんどんと奥へ歩いていきます。
なんとなくイケそうだと思いました。高所恐怖症ですけど。
でも、数歩進んだところで足元を見てしまったんですねぇ。
足がすくみました。
足がすくんで、歩けなくなりました。
ガシッと手すりを握りました。そして、なんとか最後の勇気を振り絞り、周囲の写真撮影をしました。もちろん、片手は手すりをつかんだままで。
この高さで足元が全てガラスなんて、あり得ない。だって、ガラスは割れてしまうかもしれないんですよ!? と考えてしまう高所恐怖症脳です。
慌てて引き返し、コンクリートの上に戻りました。あり得ない。
横を堀さんがスタスタと歩いていきます。あり得ない。
隙間がありますからね。狭いですけど。あり得ない。ここからポキッと折れかもしれないじゃないですか。と、高所恐怖症脳は想像してしまうのです。戦闘機が乗っても折れないと宣伝されているそうなので、実際には大丈夫なはずですが。
なんでみなさん平気なんでしょうか。飛び跳ねている人もいます。あり得ない!
その深さ、どーんと280mです。
東京タワーにある、足元が透明になっているところにさえ、立つことができないんですから、全面ガラス張りの「グレーシャー・スカイウォーク(Glacier Skywalk)」にチャレンジしたことが無謀だったかもしれません。なんとなくイケる予感はあったのですがねぇ。
このくらいは問題ないと分かっていても、こういうひび割れも気になってしまうのが高所恐怖症脳というものなのですよ。
せっかくここまで来たのだから、と気を取り直して再チャレンジしようとするも‥‥
もう、身体は言うことを聞いてはくれませんでした。足が進みませんでした。
本来であればぐるりと一周できるところなのですが、夏の繁忙期が終わりメンテナンスモードに入っているのか、足元のガラスの交換作業が行われていました。
これは交換後のガラスだと思います。きっと、たくさんの人が歩いたり飛んだりして、傷もついたりしているのでしょうね。思ったより薄くて驚くのが高所恐怖症脳です。
手前は高所恐怖症などで透明なところを歩けない人たち用の、コンクリートの横断通路です。高所恐怖症は、ここでも十分に怖いです。
最後にもう1枚。
このくらい、なんてことないと思ったんですけどねぇ。そこまで高くないだろうと高を括っていたのですが、なめちゃいかんですね、高所は。遠くから眺めるのと、実際に自分が立つのとでは、全く違いました。十分に恐怖スポットでした。
「グレーシャー・スカイウォーク(Glacier Skywalk)」高いところが好きな方はぜひ‥‥
結局、ぼくは渡り切ることができないまま(ガラスの上は1mくらいしか進んでいない)、退散しました。高所好きには満足頂けないレポートで申し訳ありませんが、ぼくにはこれが限界だったんです。高所恐怖症的には身体を張ったレポートなのですが、読む人によっては全く身体が張り切れていないと感じるかもしれませんが、察して下さい。
▼Glacier Skywalk | Brewster Travel Canada
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今回のカナダ・アルバータ州のブログ取材について
アルバータ州観光公社から取材の依頼を頂き、カナダ・アルバータ州をブログ取材します。2011年夏、2014年冬に続く3度目のカナダ取材です。
過去のカナダ・アルバータ旅の記事
▼カナダ・アルバータ州・バンフのブログ旅まとめ(ロッキー山脈とスキーと犬ぞりとアルバータ牛と) #冬のカナディアンロッキー
▼【ネタフル・カナダ支局】カナダ・アルバータ州ブログ旅まとめ(恐竜と先住民とスタンピードと)