ジャンルを絞って書かないとホームページを作る人のネタ帳さんのようにはならないんだよ

一日の記事量が10件いかないとネタフルさんのようにはならないんだよ*ホームページを作る人のネタ帳
この記事を見る限り、ホームページを作る人のネタ帳さんのインターフェイスやブログのコンセプトを参考にする人が後を立たないという。

さらにこの記事を見た人が参考にすること間違いなし。

でも、そんなうまくいくのだろうか?
例えば個人の人がブログを始めてみるなんて事はごく当たり前のことであって、そういう人は今、学校へ通っていたり、仕事をしている人がほとんどだろう。

そんな人がホームページを作る人のネタ帳さんさんを参考にしても、よほどの事が無い限りうまく集客していけるわけがない。

毎日ジャンルを絞って大量にはてブされる記事が書けますか?

例えばここ最近の記事だけでも、数百ものはてブのついた記事が存在する(プロフィール更新しました、にすら8つもついている)。

Home Hatebu1

そんな記事を、一般の人が書けるものだろうか?

いや、書けるならごめんなさい。

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けっこう大変なのでネタはこのくらいに‥‥ぼくからしてみれば「ホームページを作る人のネタ帳」さんの方がすごいと思います。

ジャンルを絞り、みんなが役に立つと思うエントリーをコンスタントに届けることを継続してできている訳ですからね。

これは、

・ネタを探す能力
・ネタを考える(組み立てる)能力
・心をとらえる文章を書く能力

などが揃わないとできないことなのではないかと。

簡単には真似できないな〜と思って、拝見させて頂いていました。

そういう意味では“芸”なのです、きっと。ネタフルもたくさん更新するという“芸”かもしれません。

ガンダム好きが高じてドダイに座って「ガンダム講談会」をしている講談師の話を書いたのですが、好きこそなんとかではないですが、あの人は○○だよね、といってもらえるように精進するのが大切なのかなー、と最近はぼんやりと考えたりしています。

ちなみにネタフルがノンジャンルなのは、

・伝えたいことがたくさんあった
・もったいないので全部伝えたかった

という、ただそれだけのことだったのです。

一日に1エントリー、又は3日に1エントリーの排出量では、ノンジャンルのブログに大量の人が訪れるなんて、とてもじゃないけど思えない。

すぐには無理だと思いますが、継続することで記事がアーカイブされ、いずれそれを実感することができるのがブログの良さなのかな、と思っています(途中でいろいろと工夫もしてみたりして進化して)。

これはライフスタイルの違いです

そうなんですよね。そういうことだと思います。

ちなみにぼくは、2003年のブログスタート当初から現在のスタイルです。当時はサラリーマンで子供も小さかったので、とにかく自分の時間を捻出することに腐心しました。

・早起きして更新
・昼休みに更新
・寝る前に更新

というスタイルが生まれたのもそうした理由からです。ただ、大変だと思ったことは一度もありません。幸いにも好きなことをやっていたからです。

アクセス数が増えたのも結果的に、でした。続けていれば増えるかもしれない、とは思いましたが、ここまで増えるという確信はありませんでした。特に戦略はなかったのです。

ジャンル・ノンジャンルということでふと考えてみると、2003年頃からブログを書いている知り合いには、ほとんどジャンルらしいジャンルが設定されているブログがないことに気づきました。

例えば、

小鳥ピヨピヨ
みたいもん!
モダシン
Milano::Monolog
Webdog
俺のターン

など、基本的にはノンジャンルですけど、みんな長く続いているブログです。更新頻度も高かったり低かったりまちまちです。

でも知っている人には「ああ○○な感じのブログでしょ」というのが、すぐに伝わるかと思います。そして「○○な感じ」はブロガー本人の感性だったりします。

これはブログがパーソナリティーを感じさせやすいメディアだからこそ、なのではないかと思います。ブロガーによってカテゴライズされている、というと大げさかもしれませんが。

そこで話を戻すと「百式さんが一言コメントを導入した本当の理由」という部分に繋がっていきます。

ブログを書いていたら、今の私が書いているような、自分の意思や意見を言いたいときがある。
でも実際はこういう記事は多くの人にとって価値など無い。

だから、百式では「管理人の一言」が追加されたのではないか、と予想されているのですが、ぼくは逆に「管理人の一言」が大きな価値を生んでいるのかな、と考えていました。

百式の田口さんて○○なのねとか、今日も運動をサボっちゃってとか、より身近に感じられるじゃないですか。メールマガジンだって編集後記だけ読んでいるものもあります。

ぼくはむしろ今回「ホームページを作る人のネタ帳」さんがこうして意見を書いて下さったことで、より身近に感じることができました。

「こういう記事は多くの人にとって価値など無い」と書かれていますが、そんなことはないですよ。ぼくにはすごく届きましたし、ジャンル絞ってみようかな、とか感じた人もたくさんいるはず。

淡々と情報を伝える中にも、こうしたパーソナリティーが見え隠れするのも、またブログの良さだと思っています。

・○○についてあの人はこう思っている

これを読みたくて、たくさんのブログを読んでいるのかもしれません。

2003年当時はブログで「ジャンルを絞る」という考えはあまりなく、個人の日記の延長線上で書いていた人が多かったですが、2007年の現在ではホームページを作る人のネタ帳さんが提示して下さっているように「ジャンルを絞る」という“戦略”‥‥だと大げさなので、そういう“書き方”が生まれています。

これからブログを始める人は、

・自分の得意分野に特化して書く
・自分のアンテナに引っかかったものを全て書く

など、自分のライフスタイルに合わせてブログを書くことができます。どういうスタイルが良いのか、ライフスタイルとモチベーションと相談して決めてみると良いですね。もしくは自分だけの新しいスタイルをつくる、とか。

そしていずれの場合にせよ「継続」が重要だと思います。

ちなみにこの24時間でもっともアクセスが多いエントリーは象印「ステンレスマグボトルタフマグ」いつでも冷え冷えドリンクです。

本当に、こういうのは狙って書けるものじゃないですね。なんとなく自分が良いと思っていることを書いたら、結果的にたくさんの人が見てくれた、というそれだけです。

追伸:ネタフルはノンジャンルと思われがちですが、コグレマサトが「気になっていること」がジャンルなのです。