今から約25年前に、環七ラーメン戦争と呼ばれるような現象がありました。その中心にあったのが、背脂チャッチャ系と呼ばれた「土佐っ子ラーメン」です。わざわざ深夜にクルマに乗って食べにいったものです。
懐かしの背脂チャッチャ系
環七のあちこちにラーメン屋があり、競うように行列ができていたことから、環七ラーメン戦争なんて呼ばれていたのでしょう。
ぼくは「土佐っ子ラーメン」には足繁く通いましたし、堀切の「弁慶」とか、末期には足立区の「金太郎」にも通いました。
「土佐っ子ラーメン」も「弁慶」も、仕上げに背脂をたっぷりとふりかけることから、背脂チャッチャ系なんて呼ばれていました。
一説にはラーメンスープが冷めないようにする、という意味がある聞いたことがあるのですが、普通に美味しいんです、背脂。身体に悪いと思うんですけど、そういうものほど美味いってね。
一度は閉店してまった「土佐っ子ラーメン」が、池袋に復活していると聞いて、いつかは食べに行ってみたいと思っていました。
池袋で「環七土佐っ子ラーメン」
池袋西口徒歩3分。
当時は色のついた割箸を手渡され、自分の順番がくるのを待った記憶です。
懐かしの味が、いま目の前に!
環七にあった頃は、スタンディングのラーメン店でした。
いざ、四半世紀ぶりの「土佐っ子」へ!
「環七土佐っ子ラーメン」のメニュー
もちろん25年前の「土佐っ子」がそこにあるとは思っていませんでしたが、メニューを見て驚きました。
普通に中華料理店やん!
確か当時はラーメンとチャーシューメンくらいしかメニューはなかったような気がするのですが‥‥普通に野菜炒めとかニラレバとかあって驚きます。
でも、あの背脂たっぷりのラーメンが食べられればそれで良いのです。
「土佐っ子ラーメン(825円)」を背脂多め、麺硬めでオーダーしてみました。
「環七土佐っ子ラーメン」食べた感想
で、出てきたのが真っ白なラーメンです。
まるで雪だな! 背脂が多めのラーメンは何度も食べてきましたけど、やはりここまで背脂まみれというのはなかった気がします。
とんでもない背脂の量です。苦手な人はとことん苦手だと思いますが、脂好きにはこれがたまりません。
スープを飲むというか、ほとんど背脂を飲んでいる状態ですが、甘くて美味しいです。気持ちは20代の頃に戻ります。
この中太麺。生まれて初めて、ラーメン屋に通うという経験をしたのが「土佐っ子」だったなぁ。
言うなれば青春の味ですね。あれから25年が経ち、もっと凝ったラーメンとか食べてきましたけど、やっぱり自分の原点となるラーメンの一つが「土佐っ子」なんだなぁ、ということを再確認しました。
これはたまに食べたくなる味です。翌日の朝はお腹を壊しましたけど、絶対に背脂は多めで!
ごちそうさま!!!!!
「環七土佐っ子ラーメン」住所と地図
>>環七土佐っ子ラーメン (とさっこらーめん) – 池袋/ラーメン [食べログ]
住所:東京都豊島区西池袋1-39-4 佐久間ビル 1F