牛丼の「松屋」のグループに、とんかつ和定食の「松乃家」というチェーン店があるのはご存知でしょうか?(ひらがなの「松のや」もあり同じ系列のよう)。今回は池袋店を初めて訪問したのですが、リーズナブルに落ち着いてとんかつが食べられる良い店でした。
初訪問したとんかつ屋で、いきなり飛び道具のようにも見える「特製だしカレーソースロースかつ定食」を食べたのにはワケがあったのです!
それが、この投稿でした。
Facebookで繋がっている安田さんの投稿。「カツカレーという料理のある種の進化のたどり着いた形」という説明に感銘を受け「これはぜひ食べてみたい!」と、しかもたまたま永田町にいたこともあり、帰り道の乗換駅だった池袋駅で途中下車して「松乃家」に向かいました。
池袋駅東口から徒歩数分のところに、とんかつ和定食の店「松乃家」はあります。東池袋店とあったので東池袋駅で降りたらいいんじゃないかと思い地図を見たら、十分に池袋駅から近いです。むしろ東池袋駅から行ったら遠いです。
ざっとメニューはこんな感じです。基本となるロースカツ定食が500円。安いです。基本が500円なので、ロースかつ&唐揚げ定食が690円が高く感じてしまいますが、普通に考えたら安いです。定食にはライスと味噌汁がつきます。ライスは大盛無料です。
入口に券売機があります。このあたりは「松屋」と同じですね。
食券を購入しようとしたところ、いきなり「おすすめメニュー」として「特製だしカレーソースロースかつ定食」がズバンと出てきました。いつもの自分だったら飛び道具的なメニューは食べないのですが、今回はシズってしまっているので迷いなくこちらを注文です。590円のままライス大盛りにしてみました。
「特製だしカレーソースささみかつ定食」も同じ値段でありますので、ポークよりチキン派でも安心して特製だしカレーソースを堪能することができます。
唐揚げ油淋鶏定食も、猛烈に美味しそうでした。今回はだしカレーソースです。
店内にはカウンター席とテーブル席があり、今回は2人だったのでテーブル席にしました。「松屋」と同じようなドレッシングのほか、とんかつ用のソースや紅しょうがではなく漬物が置かれていました。
「特製だしカレーソースロースかつ定食」実食!
10分くらいは待ったでしょうか。ファストフードだけどけっこう待つもんだなぁと思いましたが、注文が入ってからとんかつを揚げているのですから、当然といえば当然です。むしろ、すぐに出てきたら困ります。
ということで、談笑しながら待っていたら「特製だしカレーソースロースかつ定食」の登場です。
主役の特製だしカレーソースロースかつを筆頭に、松屋系列らしいキャベツとコーンのサラダ、ライス大盛り、そして味噌汁のラインナップです。ライスは普通盛りとは器の大きさが違いました。
特製だしカレーソースロースかつの上には揚げナス、そして青ネギものっています。そこにだしカレーソースがかかっていますが、けっこうだし多めで色も薄めの見た目ですね。
さっくりと揚がったとんかつに箸を伸ばし、頂いてみますと‥‥確かにこれはだしカレーソース、まごうことなき出汁の利いたカレーです。見た目の通り濃い味ではありませんが、しっかりとカレーです。どこかで食べた味‥‥そう、蕎麦屋のカレーの味わい!
だしカレー味のとんかつを頬張り、そこにまっさらな白ご飯も投入するというのは、カツカレーを食べているのとは全く違うのですよ。カレーが主張をしすぎずに、とんかつのフォローに回りながら、そして毎度、まっさらな白ご飯の味もループして楽しめるという‥‥カツカレーのようでいてそうではない、これはカツカレーのある種の進化の辿り着いた先というのは納得です。
ささみかつのだしカレーソースも一切れ食べましたが、こちらもさっぱりとして、出汁の利いたカレーソースとよく合いました。
キーワードとしては、このさっぱりといったあたりかもしれませんね。カツカレーもガツンとして旨いけど、そこまで重いものは食べたくない‥‥カツカレー風味なのに、さっぱり食べられてどこか安心する出汁の味というのが「特製だしカレーソースロースかつ定食」なのではないでしょうか。
とんかつに普通のカレーをちょいがけしているのとも、また違うのですよ。あっさりとした出汁の感じがとても具合がいいのです。このあたりが特製の由縁なのでしょうね、きっと。
もしかすると、ガツンと食べたい若い人にはむかないかもしれません。カツカレーだと重く感じるときもある、オジさん向けの新しいカツカレーの形が「特製だしカレーソースロースかつ定食」なのカモ!?
ごちそうさま!!!!
なお「松乃家・松のや」は日本全国に店舗が存在しておりますので、興味のある人はコチラからチェックしてみてください。
「松乃家 東池袋店」の行き方・アクセス
住所:東京都豊島区東池袋1-40-2 近代BLD.8号館2F