【W杯】コートジボワール戦の試合後に興味深かった記事まとめ

B00KFN73IY

先制したものの、残念ながら逆転負けを喫したコートジボワール戦ですが、試合後に色々と分析した記事が出てきてまして、読んだ中から興味深かったものをまとめておきます。

ワールドカップ日本代表の敗因は何か? データで浮かび上がる「コートジボワールの秘策」

議論となりそうなのが、長谷部より守備で劣る遠藤を投入した理由だが、1)長谷部が怪我明けで90分持たないであろうということ、2)日本は守備に不安があり、時間もたっぷりある。1対0で勝ちを狙いに行くのではなく、追加点が必要だったこと、3)左サイドを狙われることに対応するより、ボールを持って良い流れにして支配したい、こうした理由から、遠藤を投入したのだろう。

今回のワールドカップでは、ハフィントンポストが試合データの提供を行っています。自分でデータを振り返っても良し、解説記事を読んでも良し、非情に面白い取り組みとなっています。ちなみに、コートジボワール戦のデータはコチラから閲覧することができます。

キャプテンであろうが、マンチェスター・ユナイテッドの選手であろうが、今できないのであれば、ワールドカップのピッチに立つべきではない by セルジオ越後 | ゲキサカ[講談社]

長谷部は万全じゃなかったね。遠藤とリレーして何とか90分間。長友も走り切れなかった。先発するならばせめて80分間走れない選手は出さないでほしい。日本は90分できるかどうか分からない選手を先発させてしまった。格上とやるのであれば、全員が100パーセント走れなければならない。それを“名前”に頼った日本ははっきり言って準備不足。

確かに後半は足が止まってました。温井のはお互い様で、残念ながら日本は良い準備ができていなかったと言わざるを得ないのでしょう。香川も調子が上がらなかったですね。

長谷部誠が語ったコートジボワール戦、本当の敗因|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva|J Football

せっかくボールを奪っても、つなぎの段階でイージーなパスミスがあまりにも多く、簡単にボールを失いすぎた。結果、相手ボールの時間ばかりが長くなり、大迫が「守備で走らされた感がある」と話した通り、時間を追うごとに日本選手の足は動かなくなった。

本当にパスミスは多かったですね。そこでそんなパスミスをするか!? というようなものが多かったです。これが、ワールドカップという大きな舞台の緊張感なのでしょうか。

大久保嘉人が吠えた! 次は自分が雰囲気を変える「面白いのはここからですよ」 – ライブドアニュース

「(コートジボワールは)4年前の自分たちと同じでした。守ってカウンター。2-1だからもう攻めなくてもいい。ブロックを組んで、もうどうしようもない。1-1のときに自分を入れてくれればね」

大久保は自分は雰囲気をがらりと変えられるプレイヤーだけども、逆転された後にみんなが落ち込んでいるところでは厳しい、と。

ポジションを放棄して上がってしまった本田に全ての原因がある? : footballnet【サッカーまとめ】

本田が適正な「家」でプレーしさえすれば、選手の誰もが口にする距離感の問題は解消されていたはず。香川岡崎は本田の自分勝手なプレーにより長距離のターンオーバーを強いられ疲弊した。この2名がシュートゼロというのは、極めて異常事態でありザックジャパンの戦術が機能して無いことを意味する。

むしろ、ワントップの大迫がなぜこの位置に‥‥と思わないでもないですが、ワントップは本田の方が適任ということなのでしょうか。

日本、コートジボワールに逆転負け。ドログバ投入後、崩された左サイド。(1/3) – Number Web – ナンバー

「ドログバが入って2トップ気味になり、クロスに対して中の枚数が単純に増えた。そこでのマークのズレが出てしまった。ドログバが入ってきたことでシンプルに蹴ってくることが増えたというのもある」

吉田麻也による振り返り。ドログバにビビってしまったということはないのでしょうが、それでも、ドログバがピッチに出てきて以降は、空気が変わったのはテレビ観戦でも感じました。

日本対コートジボワール。同じ形で2失点。大会前の課題がそのまま敗因に【どこよりも早い採点】 | フットボールチャンネル

ザッケローニ 4 逆転負け。まずい時間帯に無策だった。何らかのアクションで早く選手たちにメッセージを伝えるべきだった。

ザッケローニ監督が最低点の4。4.5が吉田麻也、長友佑都、大迫勇也。仕方ないですね。

問われるのは日本代表の“生き様”…コートジボワール戦の悔恨を超えろ – サッカーキング

この試合で最も残念だったのは、ザッケローニ監督の戦い方に迷いが見られたことだ。逆転を許した後の本田圭佑の1トップ起用や、試合終盤のパワープレーは、おそらくザッケローニ監督の試合プランにはなかったものだろう。

監督からしてバタバタしてましたね。選手交代も後手後手に感じました。

コートジボワール戦の敗戦にセルジオ越後氏「理想を貫く以外に道はない」 – サッカーキング

「やろうとしているサッカーを貫く以外に、このチームに選択肢はない。そういうチーム作りをしてきたのだからしょうがない。ギリシャ戦はリスクを冒して出ていってほしいね。引き分けなら敗退間違いなし、勝ち点3以外意味がないのだから」

サッカー日本代表が、4年間に渡って積み上げてきたものはなんだったのか?

なぜ「日本のサッカー」は出なかったのか(宇都宮徹壱) – ブラジルワールドカップ スポーツナビ

ワントップを大迫から大久保、さらには本田、柿谷に変えてみたり、最後は吉田を前線まで上げて、放棄したはずのパワープレーを試みてみたり、普段は沈着冷静な指揮官の混乱ぶりをピッチ上に見る思いがした。これらの当然の帰結として「日本らしいサッカー」というものが、まったく表現できないまま、90分を終えてしまったのである。

監督も選手も、次のギリシャ戦で「日本らしいサッカー」を取り戻し、プレイすることができるでしょうか。このままずるずると負けたまま、というのは残念ですよね。がんばれ、ニッポン!