なんにもないがある島「多良間島」青すぎる離島の海にウミガメを見た!(沖縄)

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「おくなわ」離島ガイドプロジェクトのFacebook勉強会で最初に渡った離島は「多良間島」です。沖縄本当や石垣島には何度か行ったことがありますが、多良間島のことは今回、知りました。宮古島と石垣島の間にある、人口1,300人ほどの真ん丸な島です。

行き方は宮古島から飛行機、船がありますが、今回は那覇から宮古島を経由して、飛行機で訪れました。飛行機に乗っているだけの時間だと、行きが1時間20分、戻りが1時間5分です。

宮古島と多良間島の間の飛行機は約15分くらい。宮古島での乗り継ぎ時間も15分くらいなので、那覇を出ればあっという間に多良間島、という感じです。「思っていたより近い」というのが感想です。

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宮古島で乗り換えします。

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乗り換えはしたものの、行きは宮古島行き、多良間島行きは同じ飛行機でした。

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多良間空港です。乗り換え諸々を含めると、約2時間くらいで那覇から多良間島まで到着しました。

本当でも北部のリゾート地域に行こうとすると2時間くらいはかかるので、選択肢として多良間島というのもありだな、と思いましたね。

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空港には危険な交差点のガイドマップがありました。ちなみに、信号は一ヶ所です。西表島もそうだったのですが、子供の教育のために、信号が設置されているようです。

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「タラマブルー」の海。写真だと他人事のように見えたのですが、自分が訪れてみると‥‥ヤバいくらいの青さでした。

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陸っぱりということなので、陸地でこんな魚が釣れる訳ですよね!? 釣り好きにもたまらない島かも。

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地図を見ると、多良間島の位置がよく分かります。

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まずは今回の勉強会の会場である、役場に行きました。

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部屋に置かれていた写真で、真ん丸な島で、周囲をサンゴ礁に囲まれていることが分かります。右上にあるのが水納島で、こちらは人口3人の小さな島です。多良間島からは船で渡ります。

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島の至るところに、小学校の子供たちの書いた標語が置かれています。かわいい。

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これが宿泊した「夢パティオたらま」です。これは食事や大浴場のある管理等です。食事は島のお母さんの手料理という感じで、懐かしい感じがします。

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宿泊棟は別にありまして、洋室タイプはそれぞれに3部屋くらいとなっているようです。ぼくが泊まったところは、各部屋にベッドが二つずつ、さらにキッチンが用意されており、長期宿泊も可能です。

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滞在中にランチを頂いたのが、こちらの居酒屋「凪」です。恐らく、島で唯一の居酒屋です。

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もちろん、初日は「そば」を頂きました。

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シンプルで美味しいです。胃に染み渡っていく感じがたまりません。

勉強会まで時間があったので、レンタカーで島内を案内して頂きました。

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「八重山遠見台公園」です。

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展望台のようなところですね。

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先日、フィリピンで地震があった時は、ここに避難された方もいたと聞きました。というのも、多良間島の標高は高くても15mくらいらしいのです。

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遠見台からの絶景です。

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写真では分かりにくいかもしれませんが、石垣島もくっきりと見えました。

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水納島も見えます。船で渡ると20分くらいですので、かなり近くに見えます。

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石垣が積まれていました。

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続いて港です。

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海の青さがヤバいくらいに青いのです。

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空が青けりゃ海も青い。タラマブルーというそうですが、こんなに青い海は見たことがありません。

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少し移動して、サンゴ礁のあたりです。この辺では、シュノーケリングしている人も見かけました。

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夕食は「夢パティオたらま」で頂きました。

そして、多良間の夕日。

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時間は18時半くらいです。

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夕日を背に。

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南の島の夕日は、なんだかそれだけで良いです。

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そして、夜はFacebook勉強会も無事に終えると‥‥

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島の方のお宅に呼んで頂き、宴会に参加させて頂きました!

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やっぱりオリオンビールで乾杯!

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水納島でとってきたというシャコガイです。ぼくは貝柱の部分が好きでした。磯の味。

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自家製のかまぼこも!

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居酒屋が少なくて寂しいとも思ったのですが、そんなことないのですね。みんな、こうして家に集まって酒を酌み交わすのですね。これもとっても素敵です。

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そして!

オトーリが始まりました!

オトーリというのは、親が口上を述べて一杯、そして、子にグラスを渡して一周します。全員が親をするまで続きます‥‥これがオトーリ!

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飲んでいるのは泡盛の水割りです。グラスに注がれる量も、女性だと少なかったり、男性だと多めだったり、いろいろです。

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オトーリに参加させて頂くと、仲間に入れてもらったー! という気がします。オトーリ初体験でしたが、とても嬉しい気持ちになりました。

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多良間島は黒糖の単位面積あたりの収穫量が沖縄県内で最多で、名産品となっています。その黒糖を入れた、これが黒糖焼酎です!

徐々に溶けていく黒糖が美味い!

0時過ぎに解散。

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島で唯一の信号を通って宿に戻りました。

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「夢パティオたらま」の朝食です。

この日は朝から、船で水納島に連れていって頂けることになっていました。前夜、宴会でお世話になった方が、マリンサービスをされていたのです!

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自分でも小型船舶免許を持っていますので、船に乗れる機会があれば間違いなく飛びつきます。

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お世話になった船はこちらです。

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水納島へ船で渡りたい方は、ぜひ「水納島はまさきマリンサービス」へ!

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とにかく海の青さが半端ないのです‥‥。

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「こんな絶景が日本にあったの!?」と思ってしまいますよね。

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どこまでも続く青い海に、どこまでも感動。

そして、個人的なハイライトはこれです。

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奥の方の黒いのが分かりますか?

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実はウミガメなんです!

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ウミガメが何匹も!

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ウミガメがいるとは聞いていたのですが、シーズンは5月くらいで、今の時期は見られないかも、と思っていたのです。

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全然そんなことありませんでした。

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船で進んでいくと、黒い影がサーッと散っていきます。一度に5匹や6匹も。

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生で泳いでいるウミガメを見たのはもちろん初めてですし、こんなにたくさん見られるとも思いませんでした。

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強烈!!

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息継ぎで顔を出したのですが、撮り損ねてしまいました! 残念!

水納島にも上陸させて頂きました。この日は満潮で、はまさきという場所から浜に上がることができました。

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感動。

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テレビCMとか、何かの広告とかに出てきそうな光景です。

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青い空と青い海と白い砂浜。こんなところがあるんですね。

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簡単に渡ることのできない水納島、このままでが良いのかも、と思いました。

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続いて、港の方からも水納島に。

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水納島に住んでいる方は、この港の周りに住んでいるそうです。

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航海安全の神様。

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家へと続く道。

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これまた映画に出てきそうな光景です。

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牛が放し飼いなっていました。

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牛は森の中に逃げてしまいました。

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鉄棒がありました。元は小学校があったそうです。昔の水納島の姿は、どんな感じだったのでしょうか。

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港への帰り道。

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2時間ほどの水納島ツアーでした。青すぎる海にウミガメ、夢のような時間でした。タラマブルー、最高です!

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居酒屋「凪」でのランチ、カツカレーです。

船で案内して下さった宮国さんは、水納島を「音のない島」と言いました。確かに、時折、風に揺れる葉の音が聞こえるくらいで本当に静かでした。

ぼくは多良間島も静かな島だと思いました。日中、照りつける太陽の中、濃淡のくっきりとした街並みを歩いて行くと、ジリジリと肌から熱さが伝わってきます。静かで、自分の焼ける音が聞こえてきそうなくらいに。

スーパーも2軒でしょうか。居酒屋は1軒でしょうか。コンビニはありません。自分しているような普段のような生活は無理です。でも、それは不便だとは感じませんでした。多良間島には、多良間島の時間が流れます。ゆっくりでいいんです。

多良間島には、なんにもない、がありましたよ。

のーんびり、ゆーっくり。
海でぼーっとしたい方、
生きている内に天国に行きたい方は、
ぜひ多良間島へ。

多良間島(たらまじま)|沖縄の奥、島の奥。おくなわ 離島ガイド・プロジェクト

多良間島(Facebook)