GoogleがiPhoneなどiOSデバイスのデフォルト検索エンジンになるための費用として、Appleに年間2兆円以上(180億〜200億ドル)を支払っているという分析をアナリストが公開したそうです。
MacRumorsが、Google Pays Apple $18B to $20B a Year to Be Default iOS Search Engineとして伝えています。
However, in a new investor note, the analyst claims Google’s payment to Apple is now between $18 billion and $20 billion.
米司法省とGoogleの間で行われている裁判の中で色々なことが明らかになってきており、
▼Appleが2020年にBing買収についてMicrosoftと協議していた
とか、
▼AppleがSafariのプライベートブラウジングモードでDuckDuckGoをデフォルトの検索エンジンにすることを検討していた
といったことをお伝えしてきました。
これらの中でも触れているのが、GoogleがiPhoneなどiOSデバイスのデフォルト検索エンジンになるための費用をAppleに支払っているということ。
両社ともその金額を明らかにしていないのですが、アナリストが投資家向けメモの中で、GoogleがAppleに年間2兆円以上(180億〜200億ドル)を支払っていると主張していることが分かりました。
この金額は、Appleの年間営業利益の14〜16%を占めるというのですから、とんでもない数字です。
このアナリストによると、Googleは広告収入全体の22%をトラフィック獲得コストとして支払っており、その40%程度をAppleが受け取っていると推測しています。いかにプラットフォームが強いか、という話でもあると思います。
▼Apple、SafariのプライベートブラウジングモードでDuckDuckGoをデフォルトの検索エンジンにすることを検討していたことが明らかに