Apple、SafariのプライベートブラウジングモードでDuckDuckGoをデフォルトの検索エンジンにすることを検討していたことが明らかに

DuckDuckGo apple

米司法省とGoogleの間で行われている裁判の中で、AppleがSafariのプライベートブラウジングモードで、DuckDuckGoをデフォルトの検索エンジンにすることを検討していたことをMacRumorsが伝えています。

Apple Considered Making DuckDuckGo Default Search Engine in Safari Private Browsing Modeという記事です。

Back in 2018, Apple held talks with DuckDuckGo to replace Google as the default search engine in private browsing mode, but ultimately rejected the idea, according to transcripts unsealed by the judge overseeing the US government’s antitrust trial against Google in Washington.

米司法省がGoogleが検索エンジンを独占している証拠として、Appleのデバイスにおける優位性を指摘している裁判です。GoogleはAppleと数十億ドル規模の契約を結び、デフォルト検索エンジンとして設定されています。

AppleがDuckDuckGoと協議を行っていたのは2018年で、最終的にこの案は実現することはありませんでした。検索部門の責任者だったJohn Giannandrea氏が、DuckDuckGoは検索情報をBingに依存しており、Microsoftにも何らかのユーザー情報を提供している可能性が高いと懸念したためだそう。

AppleのEddy Cue氏は「Googleをデフォルトの検索エンジンにしたのは、Googleがベストだと常に考えてきたからだ」とコメントしたそうです。

一連の裁判では、Appleが2020年にBing買収についてMicrosoftと協議していたことも明らかになっています。