Googleが2020年11月17日、感染症の数理モデルとAIを組み合わせ、将来28日間の死者数・陽性者等の予測値を表示する「COVID-19 感染予測(日本版)」を公開しました。
Google Cloud Blogで「COVID-19 感染予測 (日本版) の公開について」として発表されています。
Google Cloud は今年 8 月に Harvard Global Health Institute とのパートナーシップのもとで COVID-19 Public Forecasts を公開しました。このサービスは予測開始日から将来 14 日間における米国内の COVID-19(新型コロナウイルス感染症)陽性者数や死亡者数などの予測を提供しています。この度、本サービスを日本にも拡張し、COVID-19 感染予測(日本版)の提供を開始します。日本版では予測開始日から将来 28 日間のあいだに予測される国内の陽性者数や死亡者数等の予測値を表示します。
Harvard Global Health Instituteと協力し、2020年8月にアメリカで公開された予測モデルを日本のデータでトレーニングし、十分な精度検証ができたことから、2カ国目として日本版の提供が開始されました。
Googleでは、一般的に感染予測が完全に将来を当てることは不可能である限界を踏まえた上で、複数のデータソースと組み合わせ、あくまでトレンドとして捉えることで、医療機関や行政機関等に有効活用して欲しいとしています。
あくまでも予測値ですが、第3波らしきものとして年末に向けて右肩上がりで死亡者数も陽性者数も増えていきそうだということが分かります。
あくまで医療機関や公的機関をはじめとするCOVID-19の影響を受ける組織が、今後に向けてより適切な対処を検討・準備する上で参考情報の一つとして利用することを目的に公開するとしています。