GoogleのAI検索機能がニュースサイトのトラフィックに深刻な影響を与える

Wall Street Journalが、GoogleのAI検索機能によりニュースサイトへのトラフィックが減少し、深刻な影響を与えていると報じています。AIハルマゲドンだとしています。

GoogleのAI検索機能でトラフィックが減少

Googleが昨年に導入したたAIオーバービュー(検索結果の要約をページ上部に表示する機能)は、ニュースサイトやレビューサイトへのトラフィックを減少させています。

アメリカで展開されているチャットボットのようなAIモードは、リンクが少なくなり、さらにトラフィックが減少することが予想されています。

Similarwebによると、過去3年間でHuffPostへのオーガニック検索からのトラフィックは半分強減少、Washington Postもほぼ同じ程度減少したそうです。Business Insiderも55%減となっています。

実はネタフルも同様の傾向があって、検索経由のアクセスは大幅に減っています。検索順位は大きくは下がってはおらず、検索上位に表示されていてもクリックされないことを実感しています。3〜5位に掲載されてもクリックされない感覚があります。

大手ニュースサイトはGoogleからのアクセスがゼロに近づくと想定して、ビジネスモデルを進化させる必要があるとして、読者との信頼関係を構築して習慣的なトラフィックを獲得するとか、ニュースレターやライブカンファレンスなどに力を入れるとしていますが、中小規模だと対応が難しい施策です。

gooニュースやBIGLOBEニュースが終了しますが、少なからずGoogleからのトラフィック減少は影響しているのではないかと推測しています。

同時にウェブ広告の終了に歩み始めていると言いますか、Google AdSenseにも小さくない影響を与えているのではないでしょうか。AIに対応していく上での痛みの部分だと思いますが。