北浦和駅から埼大通りをタクシー移動し、南与野駅近くの焼肉店「ジャン高山」で、たらふく焼肉を食べてきました。たらふく食べてお酒もそこそこ呑んだのに4,000円。久しぶりに驚愕する焼肉に出会ってしまいました!
そしてこの「ジャン高山」で、懐かしい味に出会えたのです‥‥というのも、駅前再開発により惜しまれつつ閉店した、浦和の「嬢々苑」の姉妹店だからなのです!
「嬢々苑」は本当に素晴らしい焼肉店でした。今や焼肉は高級な外食になりましたが「嬢々苑」はリーズナブルな価格帯を維持し“町焼肉”とも呼べる美味しいタレの焼肉やホルモンを提供してくれていました。
もうあの焼肉には出会えないのかと悲しい思いをしていたところ、南与野に姉妹店の「ジャン高山」があることに気づいたのでした。
南与野駅は埼京線沿線で、浦和駅から電車で行くには少し遠回りが必要です。そのため北浦和駅からタクシーを利用しました。タクシーアプリで1,000円。バスもありますが、食事代も安いですし、複数人ならタクシーで行くのが正解だと思います。
「ジャン高山」外観と店内
「ジャン高山」は埼京線と新幹線の高架下にありました。何度も前は通過しているはずですが、ここに焼肉店があるとは認識したことがありませんでした。
ちなみに「ジャン高山」へのチャレンジは2度目です。数ヶ月前に行こうとしたことがあったのですが、19時からだと予約が取れませんでした。そこで作戦変更です!
16時オープンだと知り、思い切って17時から行ってみることにしました。16時30分すぎに電話で確認すると、17時から席は空いているとのこと。タクシーに乗って「ジャン高山」へ向かいました。
17時過ぎに到着すると、先客は2組ほど。「ジャン高山」も、早い時間なら予約なしでOKぽいです。なお無煙ロースターのため「嬢々苑」のように煙がモクモクしているということはありません。
「ジャン高山」メニュー
「ジャン高山」のメニューを紹介します。「嬢々苑」を思い出す懐かしいテイストのデザインですが、姉妹店なのだから当然ですね。
「ジャン高山」のオススメはネギタン塩、タレ焼肉、生ホルモン、そしておひつの金シャリ。ここで目を疑ったのですが、金シャリ、つまりライスが0円なのです。ゼ、ゼゼゼゼ、ゼロ円!?
何杯もライスをお代わりしましたが、本当に0円でした。驚愕です。
セットメニューは飲み放題がついて4,400円、5,500円、6,600円です。
2019年、今から4年前に都内で広まりつつある焼肉屋のフォーマットについての考察という記事を書いているのですが、その中で「飲み放題、さらにライス食べ放題までついて5,000〜6,000円くらい」と書いており、確かに当時はそのくらいの価格帯の感覚はありました。
そこから原材料高騰などを経て、次々に値上がりし、今では同様のフォーマットの焼肉店だと8,000円前後くらいになっているのではないでしょうか。
とか考えると、いかに「ジャン高山」が破格かが分かります。もちろん、都内の焼肉店とは立地も違うので単純比較はできないので、近隣に住んでいるなら本当にラッキーだということです。
で、この価格すら、値上げ後なのだそう。値上げしててもお得感が半端ないよ!
それではメニューをご覧ください。
各種メガジョッキ+500円に目が反応してしまいます。
こだわりの国産お茶割りなんていうのもありました。
「ジャン高山」食べた感想
写真に撮り忘れましたが、赤星の瓶ビールで乾杯。
ジャンサラダを食べます。ニンニクの利いたドレッシングで、ずっとサラダを食べ続けてしまうのですが、なんと550円で食べ放題。サラダ食べ放題は「嬢々苑」と同じシステムです。
気をつけているのですが、ドレッシングが美味しくてついつい食べすぎてしまうのは「嬢々苑」の頃から変わりません。
もやしナムル。
エンガワのチャンジャに壺漬けハラミ。
壺漬けハラミも「嬢々苑」では必ず食べていました。
いろいろと懐かしすぎる!
かしら。
改めて「ジャン高山」に行って驚いたのは、これで1人前なんです。一緒に行った人が注文時に「ににん‥‥1人前で」と言い直したのですが「嬢々苑」時代から1人前の量が多いんです。
たれ牛ほっぺ。
だから今回も4人で訪れているのですが、基本1皿を注文して、いろいろな種類の焼肉・ホルモンを食べるということをしています。
逆に言うと1人前の量が多めなので、いろいろな種類を食べたいと思ったら、少なくとも3〜4人くらいで行くのがオススメなんではないかと思います。
まさか「壺漬けハラミ」に再び出会える日が来るとは!
メニューをチェックすると、正式名称は「壺漬け嬢々苑ハラミ」となっていますね。まさかの嬢々苑のDNAに遭遇! 泣ける!
これだけ美味しそうな焼肉・ホルモンが出てきたら、ライスを頼まないわけにはいきません。「何杯分ですか?」「4杯分で」
美味しそうな麦飯が出てきました。これが0円だなんて。
すぐに至高のオン・ザ・ライスです。
ちなみに、こんなメニューもあるんです。
金シャリ専用のお供メニューです。
出汁とろろが美味しいから、3杯くらい注文してしまいました。焼肉ホルモン祭りの裏では、とろろご飯祭りが開催されていたのでした。
それにつられて金シャリもお代わり。
なんだかんだで4人で12杯分くらい、おひつごはんを注文した気がします。
とろろご飯は美味しいし、麦飯は焼肉にあうし、すっかり金シャリ0円を満喫してしまいました。それにしたって、麦飯がゼロ円で、心置きなく食べられるなんて!
メガジョッキは、本当にメガサイズです。チューハイ380円+500円(税別)なので、約1,000円で1リットルクラスです。これが本当に多くて、なかなか呑みきれませんでした。
隣の小さいグラスは、赤星を呑んだときのビールグラスです。メガジョッキがいかに“メガ”かお分かりいただけるのではないでしょうか。
本当に4人で1皿でちょうどよいくらいなので、いろいろな種類の焼肉・ホルモンを、そこそこのボリュームで食べられて楽しいです。
もちろん途中で網も交換してもらえます。
タレの美味しい焼肉と麦飯の相性は言うまでもありません。ご飯を食べすぎてはいけないと思いつつ、ついついご飯を食べる箸が進みすぎます。
「超ハイ」という、オリジナルのハイボールもありました。
ライスは0円ですから、大盛派の人でも大満足です。
たれハラミ。
牛シマチョウ。
最後に食べた、この「たれハラミ」と「牛シマチョウ」も絶品でした! タレのハラミは美味しいし、シマチョウが甘くて美味しいのなんの‥‥また食べたい‥‥!
18時半くらいにラストオーダーがきて、19時までということだったので、食事時間としては2時間でした。
焼肉・ホルモンもけっこうな種類を食べたし、メガジョッキも1人1〜2杯は呑んだので、お会計もそこそこいくのではないかと覚悟していました。
テーブル会計なので「お会計でーす」と店員さんが持ってきた伝票を見て驚愕しました。
い、いちまんろくせんえん!?!?
1人4,000円!? あれだけ食べたり呑んだりして!?
よく考えたら肉は1人前が800円とか1,000円くらいなので、一人あたり200円とか250円なんですよね。10種類食べたとて、2,000円とか2,500円なのです。
メガジョッキ2杯を足しても4,000円とか4,500円になるので、計算としては妥当なのですが、いまどき焼肉屋で大満足するくらい食べて飲んで4,000円は、やっぱり衝撃的でした。すげー!
※PayPayで支払いできました。
恐らく価格の秘密は高架下など立地もあると思うのですが、近くにある自社工場で加工や卸しをしているから、というのもあるんではないかと思います。
総じて、この味と価格なら、そりゃあ、夜は予約が取れない人気店にもなろうというものです。
「嬢々苑」なきいま、うちから南与野は決して交通の便は良くないのですが、タクシーを使っても良いくらい「ジャン高山」は、ぜひまた行きたい焼肉店です。早い時間なら予約無しでいけそうというのも安心感あります!
ぜひぜひぜひ、また行こうと思います。
ごちそうさま!!!!!!
「ジャン高山」住所と地図
>>ねぎたん塩・焼肉・お食事 ジャン高山 – 南与野/焼肉/ネット予約可 | 食べログ
住所:埼玉県さいたま市中央区鈴谷2-600-3