1ヶ月くらい前からテストしているのを見かけていた、Twitterの音声チャットサービス「スペース(Spaces)」が、2021年2月24日より日本でも利用者を拡大したようです。
友人でも招待が届いている人が多数おり、朝からテストをしていたので混ぜてもらい体験してみました。今後は機能も拡張していくはずですが「スペース」の現在地をClubhouseとも比較して考えてみました。
Twitter「スペース」のテストを拡大
まずは「スペース」の利用方法です。
Fleetと同じ画面の上部に、ブルーの楕円にアイコンが包まれているのが「スペース」です。これをタップすると「スペース」に参加することができます。
これが基本的な画面です。恐らく自分のフォロワーに「スペース」に参加していることが見えているはずなので、どんな人が参加してくるかは予想できません。モデレーターの人は、リスナーを発言者に変更することができます。
機能的には字幕表示があるのがClubhouseとの違いですが、まだ日本語には対応していないので、きちんとローマ字に変換したような日本語が表示されます。
Clubhouseではリスナーは反応することはできませんが「スペース」では絵文字を送ることができます。絵文字の種類は限られていますが、リスナーが反応できるのはClubhouseとの大きな違いです。
この絵文字は全体に表示することもできますし、自分がフォローしている人には個別に送ることもできます。
「スペース」のリンクもシェアすることが可能です。
Twitterでシェアしようとしているところです。
人数が増えると「他○人」と表示されるため、参加者全員を把握することができません。
「スペース」をしながら、ツイートを確認することができます。Twitterで画像をツイートし、それを見ながら会話するといったことも可能です。
「スペース」はClubhouseと比較してどうか?
「スペース」はまだまだこれからのサービスだという前提ですが、Twitterで広く開かれた場所なので、やや緊張感のあるサービスだな、と感じました。
招待制のClubhouseがライブハウスのような箱物感があるのに対して、どこまでいっても「スペース」はTwitterの上、渋谷のスクランブル交差点で喋っているような感覚があります。
特に話す内容を変えるということも意識してはいないのですが、どうしても衆人環視に晒されているかも‥‥という感覚は残りました。慣れの問題かもしれませんが。
参加者が全員表示されない状態になるのも、スピーカーとしては難しさを感じました。他100人とかになってしまえば気にならないのかもしれませんが。
ちょっとした雑談をするならClubhoueseで、Twitterでフォロワーが多い人は「スペース」を利用するメリットがあるように感じます。音質もClubhouseの方が良いかな、というのが現時点での感想です。
特に現時点で「スペース」に足りないのはルームの名前がつけられないことで、どんなテーマで話しているのかが外から伝わらないのは、リスナーとしては難しさを感じました。
今後は音声SNSも競争が激しくなることが予想されますから、ライバルとしてTwitterとClubhoueseでそれぞれ良いとこ取りして伸びていって欲しいところです。
「スペース」に招待してくれた武者さんもTwitter版クラブハウス「スペース」、一般公開テスト開始かという記事を書いていますので、あわせてご覧ください!
▼【Twitter】音声チャットルーム「Spaces」をテスト開始
▼【Twitter】24時間後に消える「Fleet」機能をリリース
▼“ピエール中野チューニング”の「有線ピヤホン2」をClubhouse用に購入したつもりが音楽を聴くのにもメタメタ良かった(当たり前)