最近は飲酒後にラーメンを食べることがほとんどなくなりました。歳のせいなのか‥‥歳のせいなのか‥‥。それはさておき、若い頃は呑んだらラーメン屋に行くというのは定番でした。なんであんなに飲酒後にラーメンが食べたくなったのか。呑んでいる時間が長いから、深夜には空腹になっているという理由はあると思うのですが、必ずラーメンなのは他にも理由があるはず。
というところで、飲酒後にラーメン食べたくなる理由判明 英でマウス実験という記事があったのです。
グループはマウスにアルコールを与えると、食べる量が約1~2割増えることを確認。アルコールを与えた時のマウスの脳を調べたところ、ふだんは飢えによって食欲が増す時に働く神経細胞が活性化していることがわかった。
アルコールを摂取すると、食欲が増す神経細胞が活性化していたとは!
居酒屋とかだと、呑みながら際限なく食べられてしまうというのは、こういう理由があったのか‥‥でも、食べない人は全く食べないの、あれも不思議です。
ただ、今回の研究結果だと「なぜラーメンなのか?」というところは明らかになっていません。食欲が増すならラーメンでなくても良いのでは。
実は「飲酒後にラーメンが食べたくなるのはなぜか?」というのは、もう10年以上もネットで記事になる定番なのです。多分、こういう理由なんだろうなぁ、という記事がいくつも書かれていますので、まとめておきます。
▼お酒を飲んだあとにラーメンが食べたくなる理由 | マイナビニュース
肝臓でアルコールが分解されるわけですが、この時に非必須アミノ酸のアラニン、グルタミン酸。ミネラルの一種である亜鉛。ビタミンB1が必要になってきます。
▼飲んだ後の締めにラーメンが食べたくなる主な3つの理由とは│NEWSポストセブン
アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)によって酸化されて酢酸となるが、ADHやALDHのはたらきを助けるのがイノシン酸という補酵素。これは動物性の旨味成分の一種で、とんこつスープなどに多く含まれる。
アルコール分解のために肝臓に貯蔵されていた糖分を分解することで血糖値が下がっているので、いくら量を食べていたとしてもアルコール摂取量が多いと空腹と錯覚してしまう場合があります。
まとめると肝臓でアルコールを分解する際に発生するアセトアルデヒドを分解するために必要なアラニン・グルタミン酸・亜鉛がラーメンに多く含まれている、アルコールを分解することによる低血糖状態で空腹を感じている、ビールに含まれるカリウムが多く、バランスをとるためにナトリウムが欲しくなる、つまり塩分が欲しくなる‥‥といった複合的な理由からラーメンが食べたくなるようです。
最近、飲酒後にラーメンを食べたくならない理由の1つが分かった‥‥ビールを呑まないからじゃないのかな‥‥もっぱらチューハイとかハイボールなんですよ。