富山県のご当地ラーメンといえば「富山ブラック」です!
高岡駅前で天然のいけすと呼ばれる富山湾の新鮮な海の幸を食べたあと、せっかく富山に来たからには富山ブラックも食べておきたいよね、と。メンバーの中に富山ブラック未経験者がおり、地元の若者が「それならぜひ食べておいた方が良い!」と案内してくれたのが「めん八 御旅屋店」です。
「めん八 御旅屋店」で富山ブラックを食す
中華そばの暖簾が良い雰囲気を醸し出している「めん八」の入口。
そもそも「富山ブラック」は醤油味の非常に濃い、塩っ辛いスープが特徴のラーメンです。ぼくは富山市の富山ブラックの老舗「大喜」で食べた経験がありましたが、とてもスープを飲み切るまでには至りませんでした。
なんでもかつて肉体労働の人が多く、汗で流れ出た塩分を補給するためにどんどん辛くなった‥‥というエピソードを聞いたことがあります。
調べると「1955年頃、富山市中心部で富山大空襲の復興事業に従事していた食べ盛りな若者の昼食として、また汗をかく肉体労働者のための塩分補給として、醤油を濃くしたスープのラーメンを作ったのが起源」とありました。
それが今でもなお、富山のソウルフードのラーメンとして、その辛さを保ち続けているというわけですね。
「富山ブラック」とひとくちに言っても、食べやすくアレンジしているものもあるらしく、果たして「めん八」はどうでしょうか?
20時過ぎに訪れた時は満席で、地元ではやはり人気店のようです。すぐに席は空いたので、回転は良いようです。
こちらが「めん八」のメニューです。
中華そば750円、焼豚多い中華そば950円、中華そば大盛り1,100円、ごはん200円。大盛りがプラス350円というのは、どんだけ盛りが多くなるのでしょうか。ご飯は塩辛いラーメンスープに合うはずです。
飲み物は生ビール600円、生ビール(小)400円、酒一合500円、ハイボール500円、チューハイ(レモン、ウーロン)550円などとなっています。
営業時間はランチタイムが12〜14時、ディナータイムが19〜24時までとなっていますので、少し注意が必要です。夕方はお休みです。
呑んだ〆的な感じで訪れたのですが、それでもやっぱりビールを呑んでしまいますね。ラーメンに備え、喉を潤しておくのです。
そして、注文した中華そばがやってきました!
スープの色が濃い!
限りなく漆黒に近いスープです。浮いている油が多めなのも、富山ブラックの特徴と言って良いでしょうか。
スープをひと口。辛い。確かに塩っ辛いが「大喜」ほどではありません。むしろ呑んでいる〆にはぴったりなくらい、スープも飲めてしまいます。
麺にからむスープも美味い。富山ブラック初体験の人たちも、これは美味いと黙々と食べていました。
昔ながらの味のするチャーシューも美味しかったですよ。これならお腹が許せば、焼豚多い中華そばにしてもいいな、と。
塩っ辛いと思いつつも「めん八」の富山ブラックは飲める富山ブラックでした。思わず完食完飲。間違いなくこれはクセになる味だよな〜。ソウルフードになるのも分かります。
ごちそうさま!!!!
「めん八 御旅屋店」の住所と地図
住所:富山県高岡市御旅屋町9-14
東京で「富山ブラック」は食べられる?
富山ブラックを出しているラーメン店の支店が東京にはあります。普通に食べられるようにマイルドな味付けになっていると聞きますが、機会があれば行って食べてみようと思います!
>>富山ブラック 麺家いろは 秋葉原店 – 秋葉原/ラーメン [食べログ]
「大人の遊び、33の富山旅。」富山プレスツアーについて
富山県(公社)ととやま観光推進機構、及び県内13市町が実施する体験型観光プログラム「大人の遊び、33の富山旅。」ハンドブック富山プレスツアーに参加しました。富山旅はコチラから。