崖の上のポニョの舞台、鞆の浦の旅。保命酒の本家である「太田家住宅・鞆七卿落遺跡」では、蔵の跡を見学することができます。
1863年(文久3年)、尊皇攘夷を主張する三条実美ら7人の公家は、京都での倒幕運動に大敗し、長州に都落ちする途中に鞆の浦に立ち寄りました。
ということでも知られています。三条実美は保命酒を「竹の葉」と表現して、和歌を残しています。
中では保命酒を作っていた蔵はもちろん、客人を招いた部屋などを見学することができます。
かつては専売だったので、かなり栄えたのでしょうね。屋敷も大きく、隠し部屋のようなものもあり、説明を聞きながら見学させて頂いたのですが、とても勉強になりました。
ちなみに、保命酒というのは16種類の漢方薬ともち米、焼酎から醸造される薬種で現在は4軒が残っており、一子相伝の調合のため、それぞれで味が違います。
保命酒は地元でも飲まれますし、お土産として購入されることも多いそうです。ただし、卸売りはしていないと聞きましたので、オンラインショップでないと購入できなさそうですね。
鞆の浦でも、醸造元やお土産屋さんなどで「保命酒」を購入可能です。
保命酒 500ml | ||||
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住所:広島県福山市鞆町鞆842