かたつむりの形をした井戸がある。東京都羽村市には。面白いですよね。面白いんです。しかも、井戸の中まで立ち入ることができます。鎌倉時代に創建されたと推定されている、螺旋状に掘られたかたつむり状の井戸「五ノ神まいまいず井戸」です。駅の目の前にあるので分かりやすいです。
「まいまいず井戸」とはなんなのか?
羽村駅東口、徒歩1分のところに「まいまいず井戸」はあります。現在は住宅街として整備されている東口ですが、かつては桑畑やススキが生えていたのだと、タクシーの運転手さんが教えてくれました。
そんな一角に、東京都指定史跡「まいまいず井戸」はあります。
「まいまいず」はかたつむりのことで、井戸に向かう通路の形状がこれににていることから「まいまいず井戸」と名付けられました。掘る技術が未発達のところに、さらに掘りにくい地質だったことから、こうした形状になったということです。
上から見学するだけかと思いきや、下まで降りることができました。
まいまいの中へ螺旋で下ります。
最深部。水も枯れてはいません。
見上げると2〜3階建てくらいの高さがあります。崩れやすいところを掘るための工夫、興味深いです。
「まいまくず井戸」と繋がった敷地に「五ノ神社」もあります。
このあたりの地名も五ノ神です。
「五ノ神社」は601年創建と伝えられているそうです。
西友のすぐ横にあります。え、こんなところに? というような場所で驚きました。
「tokyo reporter 島旅&山旅」について
東京都の観光PR事業から招待頂き、東京都羽村市の取材をしています