いま、仲間内でウェブチャットサービスの「Lingr」が熱いです! これまでグループチャットというとSkypeだったのですが、置き換える勢いです。
あくまでも仲間内で、ですがね。
グループチャットのニーズというのは、ある一定数、ずっとあり続けているものだと思います。リアルタイムに複数人で会話ができるというのは、仕事でもプライベートでも便利です。
「Lingr」は彗星のように現れて、彗星のように消えてしまったサービスだと個人的には思っているのですが、2009年9月から江島健太郎氏の個人プロジェクトとして復活していたようです。
「Lingr」というのは、一言でいえばAjaxを駆使したウェブのチャットサービスなのですね。目新しいところはない気がするのですが「Comet」というサービスからクライアントへプッシュすることができる技術が特徴的でした。
実際、ぼくも触ったことはありますが、まあSkypeでいいかな、と当時は思ったものです。
しかし、SkypeはSkypeでマシン負荷が高く、いしたにさんも書いているのですが、作業によってはソフトを落としていることもありました。iPhone版を使おうものなら、どんどんバッテリ消費もしてしまいます。
そこにきて、このウェブベースの軽い「Lingr」です。ウェブだけだったら「変わってないね」で終わってしまったかもしれませんが、iPhoneアプリもリリースされているではありませんか!
「Lingr Tools」として、Macへチャット内容を随時通知するソフトと、iPhoneアプリがリリースされていました。特にiPhoneアプリ「Lingr」が良い具合です。iPhoneからもサクサク、チャットに参加できてしまいます。
iPhoneアプリは、例えば「@hoge」とするとプッシュで呼び出すことができます。これが何気に便利になりそうな予感ですが、もしかすると異なる機種間でのSMSのように利用できるかもしれませんね。
このように「Lingr」が仲間内だけで熱くなっているのですが、どうも未読管理が弱い。どこまで読んだか分からなくなってしまう、という問題があるのですが、なんと@drikinがMac版のクライアントソフト「Lingr Hat(リンガーハット)」の開発に着手してくれています。
見た目は「Lingr」そのままですが、アプリが裏に回っているときと、表にあるときで未読/既読の管理が自動的にできるようになっています。
最初は「Fluid」などを使ってアプリ化すれば良いのでは、という話もあったのですが、やはり未読管理ができるとできないでは雲泥の差です。
Skypeは会社のPCにインストールできないという人もいると思うのですが、ウェブベースの「Lingr」であれば問題ないですね。もしかすると、グループチャットの決定版になるでしょうか?
個人的には、
・iPhoneアプリ
・みんなでサービスをよくできる余白
あたりが、面白く思えるポイントなのかな、と思っています。もちろん、軽くて使いやすいサービス、というのが基本にありますけどね。