せっかくSIMフリーのiPhone 6 Plusを使っているので、今回のアメリカ取材でもプリペイドSIMカードを利用してみました。アメリカ在住のdrikinに聞いたところ「T-Mobile」の40ドルの無制限(4G LTEのデータ通信は1GBまで)というプランが良いのでは、とのことだったので事前に購入をお願いしておきました。ロサンゼルスの現場で受け取り、半日ほど使ってみたのですが、快適に使用できています。
アメリカ「T-Mobile」のプリペイドSIMカードの料金プラン
Prepaid Phones & Plans with Unlimited Data on the T-Mobile 4G LTE Networkに詳細なプランの内容がありますが、以下の3つのプランから選択するようになっています。
・$40 / month for unlimited data, talk, and text on our network + up to 1GB of 4G LTE
・$50 / month for unlimited data, talk, and text on our network + up to 3GB of 4G LTE
・$60 / month for unlimited data, talk, and text on our network + up to 5GB of 4G LTE
基本は無制限のデータ通信、通話、T-Mobileネットワークを使用したテキストとなり、そこに金額に応じて4G LTEのデータ通信がつく、という感じです。今回は、滞在が4日くらいなので、40ドルプランの1GBにしてみました。
なお、5GBで60ドルなら、日本とそんなに遜色ないくらいの料金プランにも感じました。
「T-Mobile」のプリペイドSIMカードを使ってみる
drikinからは、こんな感じで生身のSIMカードを手渡されました。
ユニークなのは、この1枚でmicroやnanoといった複数のSIMカードのサイズに対応しているのです。切り抜けば好きなSIMカードのサイズで使えます。残った部分は、SIMの下駄としても使用可能です。いずれ、日本のSIMカードもこういう方式になるかもしれませんね。
IIJmioのSIMカードを外し、T-MobileのSIMカードと交換、程なくしてキャリアアップデートがかかり、無事にiPhoneがT-Mobileネットワークで使用できるようになりました。
ネットが普通に使えるのはもちろんですし、テザリングも可能です。ただし、テザリングを使っていると、1GBはあっという間ですが。
ちなみに、これまでは海外旅行、出張の際はテレコムスクエアのモバイルルーターを愛用していました。ニューヨークでもテレコムスクエアのモバイルルーターを使っています。日本国内から準備していけるのがメリットですね。
「T-Mobile」のプリペイドSIMカードでデータ通信量を使い切るとどうなる?
気になるのは、あらかじめ設定されたデータ通信量を使い切るとどうなるのか、という点ですが「*Rate plan max speed of 8 Mbps; upon reaching data limits, speeds slowed to up to 128 Kbps.」と書かれています。
つまり、4G LTEのスピードの上限は8Mbpsで、データ通信量を使い切ると128Kbpsに減速するというものです。2Gとdrikinは言ってましたが、恐らくTwitterやFacebook、LINEくらいならなんとか使えるのではないかと思います。
今回の出張中にも使い切って、どのくらいの使用感になるのか試してみたいと思います。
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