ネタフルでも家電ブランド「UPQ」誕生!14,500円の安すぎるSIMフリースマホの実物を見てきたという記事で紹介した「UPQ Phone A01」ですが、購入して届いた人が「音声通話の技適認証を受けていないのでは」というレポートを書かれていました。『UPQ Phone A01』が届いたのですが、通話に関する技適認証を受けていないので通話ができない件…。 | ガジェとろです。
今現在日本国内で3G回線を使用して、音声通話を行うスマートフォンに必要な技適認証はAD始まりの番号ですが、UPQ Phone A01はDはじまりになっています。
現状の表記だと、データ通信はできるけど(D)、アナログ通話(A)はできない、となっているそうです。どちらも可能であれば「D」ではなく「AD」になります。
技適認証を受けていないので、現状だと「UPQ Phone A01」で通話すると法律違反ということになってしまいます(データ通信はOK)。
UPQ Phone A01到着 第一報 – スマコトという記事もありました。
この製品は音声通話がハードとソフト共に可能となっているため、再申請と全品回収になると思います。まずは音声通話をできなくするファームウェアへの強制アップデートを指導されるかもしれません。
まだ販売している数は多くはないと思われますので、全品回収もあり得るのでしょうか。ただ、そうなると新興の家電メーカーには大打撃のような気もします。
「UPQ」のサイトとTwitterアカウントを確認しましたが、現時点では特にアナウンスはありませんでした。購入を検討している方は「UPQ」の対応を確認してからの方が良いかもしれません。
追記:「UPQ」より「UPQ Phone A01」初期出荷分回収のお願いがアナウンスされました。
該当の製品に関する技術基準適合認定は取得しておりますが、本体に添付したラベルの記載に誤記がございました。法令上、認証を取得した商品は正しい表記を行なわなければ適合表示無線設備とはならず、電波法上も使用できない製品となりますため、該当製品について回収の上、正しい表記に修正してお送りいたします。
スピーディーな対応でした。
追記:さらに「『UPQ Phone A01』初期出荷分回収のお願い」に関する訂正について | 株式会社UPQ(アップ・キュー)というアナウンスが出ています。
発表の内容につきまして、「該当の製品に関する技術基準適合認定は取得」と記載しておりましたが、誤りでした。本日、総務省総合通信基盤局より電気通信事業法及び電波法に関する認証が未発行であるとの指摘を受けました。
実は技適の認証を受けていなかったということです。スマートフォンが使えなくなってしまう期間が考えると、回収して修正して返送ではなく、返金の方が良い気がしますが。