小料理屋なのかな、割烹なのかな‥‥女将さんがカウンターの中にいて、カウンターの上には乗りきれないほどの大皿料理が並んでいて。日替わりで料理が変わるから、惣菜との出会いは一期一会‥‥そんな素敵な出会いのある新橋の「かすみ亭」に行ってきました。こちら、会員制のお店です。誘って下さったSKMさん、どうもありがとうございます。
マカロニサラダにソースをかけたり、煮物だったり、きんぴらごぼうに少し甘めの卵焼きだったり、アラフォー以降なら、むせび泣きながら瓶ビールを呑むこと必至です。そうそう、こういうのが食べたくなる年頃なんです!
「かすみ亭」は会員制
「かすみ亭」はもともと、料理記事などの編集者をされていた方が、仕事の打ち上げで事務所に関係者を招き、手料理を振る舞ったのが始まりなのだとか。いつしか、それが本業として「かすみ亭」になりました。さらにいうと、霞町にあったからかすみ亭、だそうです。
ちなみに、こちらの「かすみ亭」の入っているビルディングは、他の店もほとんど会員制のようです。あちこちに「会員制」のプレートがかかっていました。
「本当にここでいいのかな?」と雑居ビルの階段を上り、いちばん奥まで進むと、そこに「かすみ亭」はあります。カウンター席に6〜7人、テーブル席に4人、10人も入れば満席になってしまう店内です。女将さんが全てに目が届く、こぢんまりとした感じもグッドです。小料理、割烹、大人な雰囲気です。
ちなみに10人以上になると貸し切りできます。5,000円で全ての惣菜を食べ放題、飲み放題となります。飲み物は瓶ビールや焼酎、日本酒などもあります(品揃えが多いわけではありませんが瓶ビールは数種類ありました)。
既に「たくさんの惣菜を食べてみたーい!」となっている人も少なくないと思いますが、ぜひ会員を見つけて誘われてみてください。
「かすみ亭」のメニュー、この日に食べたもの。
瓶ビールにて乾杯。
所狭しと大皿に盛り付けられた、この日の大皿料理は全部で16種類。これが食べ放題とは! 大人な感じの食べ放題!
デザートバイキングにはそそられませんが、惣菜バイキングはたまらないです。しかも肉は少なめ。野菜中心、素晴らしいではありませんか。むしろ食べ過ぎた方が健康になれるように錯覚します。
女将さんによると、仕込みには2日間かかるそうです。そうですよね、これだけの品数にボリュームですもんね‥‥美味しく頂きます。
手が届く人は自分で取り分けて良し。手が届かないところは、女将さんが取り分けてくれます。きんぴらごぼうがかつてないほど美味かった。コハダときゅうりの酢の物もデリシャス。
少し甘めの卵焼きにピーマンの肉詰め。
ナスやパプリカの南蛮漬けは何度もお代わりしてしまいました!
マカロニサラダには、ちょいとウスターソースをかけて。からの、ビール。
自家製の鶏ハム。作り方を教えて頂いたのですが、簡単そうに話されるのですが、とても自分で作れるとは思えない旨味。簡単そうですが、実は完成までに時間がかかっているのです。
砂肝の生姜炒めも、出せそうで出せないいいお味。
カウンターにある大皿くらいだったら10人もいればペロリと食べられるんじゃないかと思ったのですが、とてもじゃないですが、食べきれないボリュームでした。こんなにたくさんの種類の惣菜を、お腹いっぱいになるまで食べられるなんて、ハッピータイム過ぎます。
訪れた7月12日のメニューです。全16種類。少人数で訪れるときは、1皿500円での注文が可能。
日本酒。
貸し切りで予約していると、ご飯物としておいなりさんを用意して頂けます(普段のメニューにはありません)。
これがまた具だくさんで美味しいのね!
と、こんな感じでしみじみと料理を食べながら、お酒が呑める隠れ家的な「かすみ亭」ですが、家庭料理、おふくろの味とも違うのです。家庭的な料理を手間ひまかけて作られているので、味付けが絶妙で美味しいんです。それがこのお値段で貸し切りして、思う存分いただけちゃうんだものなぁ。
カウンター席に座れば、編集者だった女将さんとのトークも弾みます。「またあの味を食べに帰りたいな」そんな風に思えるお店なのです。
ごちそうさま!!!!!
「かすみ亭(新橋)」の住所・地図
会員制のお店ですので、既に会員になられている方と一緒の訪問を。小さなお店なので、予約していくのが間違いないです。
住所:東京都港区新橋4丁目6−4 新月会館 2F